ドコモ、au、ソフトバンクの3大キャリアと契約していたiPhoneやiPadを売却する時や購入する時にチェックしたいのが、ネットワーク利用制限の対象になっていないかどうかです。
ネットワーク利用制限って?
ネットワーク利用制限は、偽造書類を利用するなどして不正に契約された携帯電話が、振り込め詐欺などの犯罪に悪用されるのを防ぐ為の措置。
ネットワーク利用制限の対象となる携帯電話は、盗難や紛失された物、水没で全損した前歴がある物、偽造書類などで不正に契約された物、代金の支払いが滞っている物(またはその可能性があると判断された場合)など。
白ロムと赤ロムって?
端末料金の支払いが終わって機種変した携帯電話は「白ロム」と呼ばれ、オークションなどで販売されていますが、ネットワーク利用制限がかけられた白ロムのことを、一部では「赤ロム」と呼ばれています。「赤ロム」は、SIMカードを入れても通信・通話ができません。
ただし、アクティベートされていればWi-Fiは使えるので、Wi-Fi専用と割り切って購入する人も居るようです。確かに、旧機種などでキャリアのSIMロックが解除できない(する方法はあるが安定しない)場合なら「赤ロム」でもいいかもしれませんね。
ですが、水没品や盗難品などはオークションで数多く出回る為、売買前のチェックはやっておきたいところ。
ネットワーク利用制限の対象かどうかをチェックする
ネットワーク利用制限のチェックは、下記のサイトに製造番号(IMEI)を入力するだけで行えます。
iOSデバイスの製造番号は、設定 > 一般 > 情報 にあるIMEIの項目にある15桁の数字です。
問題無ければ「丸」
分割払いの期間中なら「三角」
問題があれば「バツ」
分割払いの途中で販売しているiPhoneやiPadは、「三角」の判定がでます。「三角」の状態で購入してしまうと、後々に契約者が料金を滞納するなどした場合、利用制限がかかるのでかなりリスクが高いです。
(iPhoneやiPadの場合、最悪「赤ロム」化してもオークションでそこそこの値段で捌けるという保険があるので、判定が「三角」でも購入する人は居ます)
数千円〜1万円程度の安さにつられて、判定「三角」のiPhoneやiPadを購入するのではなく、Apple Storeで販売されているSIMフリー版を購入した方が色々安心できますし、中古で販売する際にも、Apple StoreのSIMフリー版の方が高値が付く傾向があります。
“安物買いの銭失い”にならないように気をつけましょう。
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