Mac App Storeで配信されているパスワード管理アプリ「1Password」が、バージョン6.6より無料化しています。
これまでは有料アプリとして販売されていましたが、バージョン6.6より購入する場合は、月額で料金を支払うサブスクリプション制に移行することになります。ダウンロード後30日間はトライアル期間として試用可能、その後は1Password.comに登録して月額3ドル(または5ドル)を支払うことで継続して利用できるというサービス内容となります。
サブスクリプション制のメリットとしては、とりあえず小額で1Passwordが利用できるという点と、iOS / Android / Mac / Windowsの全てで利用できるという点、メジャーアップデートが来てもアップグレード費用を払わなくてもいい点です。
金額的にみると、シングルライセンス月額3ドルで年間36ドル。AgileBits StoreでMac版を直接購入すると、シングルライセンスで64.99ドルなので、2年以上使うなら直接購入する方がお得になりますが、アップグレード費用を考えるとサブスクリプション制も悪くない選択に思えてきます。
MacとWindows両方で使っている環境の場合は、サブスクリプション制に移行した方が断然お得ですね。
ただ、1Password.comに登録すると、1Passwordに保存されているログイン情報などは全てサーバー上にアップされてしまうので、セキュリティ的にLastPassとあんまり変わらなくなります。デメリットとしてはそれくらいですが、ちょっと気持ち悪いと感じる人もいるはず。
この手の人気アプリやサービスがこぞってサブスクリプション制に移行している理由としては、そっちの方が“儲かる”からだそうです。なので、将来的にはライセンスの直接購入も廃止されることになるかもしれません。ちょっと嫌な話ですが。
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