ソフトバンクグループが、Google持ち株会社であるAlphabetの傘下にあったロボット開発ベンチャー企業のBoston DynamicsとSchaftを買収しました。
Boston Dynamicsは米国のロボット開発ベンチャーで、軍事転用も可能な4足歩行ロボットを主軸に開発していることで有名。Schaftは東京大学発のロボット開発ベンチャーで、災害支援の二足歩行ロボットなどを開発しています。
今回の買収によって近い将来、ソフトバンクの「ペッパー」よりも本格的かつ実用的なロボットが登場することになるかもしれませんね。
ちなみに、Boston Dynamicsといえば、例のロボットがやっぱり有名ですね。
思いっきり蹴りを入れても絶対に倒れないという、4足歩行のアレとか、キモい動きで歩くアレとか。
アレが話題になったのは数年前のことで、それからかなり開発が進んでいて、4足歩行ロボットはかなりダウンサイジングされ、二足歩行の人型ロボットまで登場しています。
小型4足歩行ロボット SpotMini
一番最新型のロボットがこちら。
4足歩行ロボットのこれまでの集大成として、超絶バランスで絶対こけない、複雑な地形でも乗り越えていける、素早く動ける、そして小型軽量という特性を持っています。頭の部分は可動式のアームになっていて、最大14kgまでの物を持ち運ぶことができます。
犬猫サイズで、家庭やオフィス向き。
4足歩行ロボット Spot
前述のSpot Miniの前身。
最大45kgまでの荷物を載せて運べます。
2足歩行ロボット Atlas
全長1.5mの人型ロボット。
2足歩行ロボットですが手を使うことが出来て、最大11kgまでの荷物を運んだり、万が一転倒しても復帰可能という完全自立型。
ペッパーに転用するならこれかな？
荷物仕分けロボ Handle
脚が車輪になっているので早く移動できるロボ。
こちらも腕が付いていて、最大45kgまでの荷物を持ち運べるので倉庫内作業などに使えそう。
6足歩行の小型ロボット RHex
シンプルながら複雑な地形をグイグイ進める小型のロボット。
人間が入れない隙間でも侵入できるので、偵察ロボットとして使ったり、直接爆弾を搭載してドカン！てなことも可能っぽい。低コストで量産できそうだし、Boston Dynamicsのロボットの中で実は一番ヤバそうなやつ。
寡黙な荷物持ち BigDog
最大45kgまでの荷物を運んでくれる4足歩行ロボット。
蹴っても滑っても絶対にコケないので、荷物運びには最適。
思いっきり迷彩柄のバッグを運んでいる通り、完全に軍事用に開発されております。
重量級の荷物持ち LS3
上のBigDogより更に重い荷物を運べる4足歩行ロボット。
最大181kgまで運搬可能となっています。
見た目が完全に牛さんなので、ダミーの頭でも着けておけば案外風景と溶け込みそう。
- Source 日本経済新聞
- Source Boston Dynamics
