ベトナムのセキュリティ企業Bkav Corporationの技術者が、新しくFace ID突破マスク バージョン2を発表しました。
以前のバージョンはマスクを製作するのに職人の手を借りるなどして約10時間ほどかかったのに対して、今回のバージョン2は、かなりシンプルになり、3Dプリンターのみで製作できるようになっています。
素材は樹脂ではなく石膏パウダーが使用されていて、目の部分には、赤外線が読み取りやすいように赤外線写真が貼り付けられています。
3Dスキャナーで顔をスキャンして、3Dプリンターで出力。
目の写真を貼り付けるだけでマスクが完成。かなりお手軽ですね。
テストでは、まずFace IDをリセットして顔を登録し直します。
そして、マスクでロック解除ができるかチェック。
鍵アイコンに注目。
ちゃんとロック解除ができています。
と、かなりお手軽に突破されることが判明したFace ID。
この手法を使って、一般人がFace IDを突破される心配はまずありませんが、話題の有名人や政治家などがiPhone Xを使っていた場合は別。知らない間に顔をスマホで3Dスキャンされ(動画を撮影しているように見せかけてスキャンできる)マスクを作られ、ハックされて機密情報が流出・・・という可能性も否定できません。