先日購入した「iPhone 8 Plus」で撮影した動画ファイルをMacに読み込もうとしたところ、ファイルの転送速度がやたら遅い。他のiPhoneやiPadの場合は転送速度は普通なんですけど、「iPhone 8 Plus」の場合だけ激遅・・・なんで?
体感的にUSB 1.0くらいの遅さ。
いや、もっとかな?
Lightningケーブルは付属してきたApple純正品だし、Mac miniのポートに直接接続しているので接続方法や機材に問題があるわけではない。しばらくして思い出したのが、「iOS 11」で採用された新しいファイルフォーマット「HEiF」「HEVC」の存在。
「HEIF」と「HEVC」は、「iOS 11」で初めて採用された新しいファイルフォーマット。写真やビデオのファイルサイズを従来の半分に削減できる効率の良いフォーマットになります。
ただし、これらのフォーマットをサポートしているOSは「iOS 11」と「macOS High Sierra」以降となります。
ウチで使用しているMac mini (Late 2012)は「macOS Sierra」のまま。つまり、サポートしていない古いオンボロの忘れられた存在のMac miniに転送しようとしたので、転送の際にファイルを変換する必要があり、それで速度が激遅になっていたというわけ。
カメラのフォーマットを変更して改善
設定からカメラを選び、フォーマットの項目へ。
初期状態だと「高効率」になっているので、それを「互換性優先」に変更。
ビデオの撮影モードを4K@60fpsにすると、強制的にHEVCになるので注意。
この他、写真の設定には、転送時のフォーマットについての項目があります。
こちらは初期状態で「自動」となっているので、そのままでかまいません。
ただ、4Kで撮影したHEVCファイルをとりあえず母艦に移動させたいという時には、「元のフォーマットのまま」に変更しないと速度遅延が半端ないことになるでしょう。