災害発生時にのみ、3大キャリアによって無償提供されるW-Fiアクセスポイントの「00000JAPAN(ファイブゼロジャパン)」。Wi-FiをオンにしてSSID「00000JAPAN」を選択するだけで接続できるサービスです。
よくあるフリーWi-Fiアクセスポイントのように、メールやSNSアカウントでの認証手続きも必要無く、機械の事が良く分からない人でも使えるようにと配慮されていますが、そのため、通信内容の盗聴や偽のアクセスポイントを用いた情報の窃取が行われる恐れがあるとして、総務省が注意喚起を行うように各キャリアに要請しています。
注意したいポイント
- 通信が暗号化されていない
- 盗聴目的で設置された偽のアクセスポイント
偽のアクセスポイント、例えば「OOOOOJAPAN」のように本物と似たようなSSIDのアクセスポイントを設置すれば、間違えた人が接続してきます。特に災害時でテンパっている場合は、正直セキュリティは二の次であんまり気にしないので、普段なら引っかからない人でも引っかかってしまう可能性があります。
偽のアクセスポイントの次にヤバイのが、本物の「00000JAPAN」は通信が一切暗号化されていないということです。
どれだけヤバイかというと、飢えた猫の群れの中にちゅーるを持って飛び込むくらい。
自治体などの設置したフリーWi-Fi自体、セキュリティが終わっているというのが定説ですが、それと同じくらいかそれ以上に「00000JAPAN」もセキュリティが終わっているということです。
なので、ネットバンクやペイパルなどお金のやり取りをするアプリやサービスは絶対に使わないこと。
各種ログインが必要なサービスやアプリもできれば使わない方が良いです。
LINEくらいなら別に良いと思いますが、LINE Payを使っているならやめたほうが良さそうです。
今回、この総務省の要請により「00000JAPAN」の通信が暗号化されていないことが大々的に発表されてしまったので、今後、それを狙う人も増えるかも。
- Source 総務省