iPhoneで初めてデュアルSIMに対応した「iPhone XS Max」ですが、国によって仕様に違いがあります。
デュアルSIMは、1台の端末で2つのキャリア（またはMVNO）が利用できるようになる機能ですが、日本版の「iPhone XS Max」と中国版の「iPhone XS Max」とではこのデュアルSIMに違いがあります。
どう違うのか、公式サイトのスペック表を見てみましょう。
日本版は、nano-SIMとeSIMのデュアルSIM。
中国版は、nano-SIMが2枚使えるデュアルSIMになっています。
中国版は、SIMカードトレイの上下にnano-SIMを装着できるようになっています。
この仕様は世界で中国版と香港版のみとなります。
一方、日本版は、SIMカードトレイに装着できるのは1枚のnano-SIMと従来のSIMカードトレイが採用されています。もう1枚は本体に内蔵されたeSIMを使います。
eSIMは、キャリアのサーバーからSIM情報をダウンロードして設定する方式で、現在はMVNOでは使うことはできません。
中国版の「iPhone XS Max」なら2社のMVNOを利用できるのに対して、日本版の「iPhone XS Max」はそれができないということ。
Apple StoreのSIMフリー版を購入してMVNOで利用する場合などは、デュアルSIMの恩恵は一切無いということになります。
2019年以降、MVNOでもeSIMに対応するようなので暫くすればそういう不満もなくなるのかな？
最終更新日：2018/09/21 21:46
iPhone XSをiPhone XS Maxに変更しました。
