iOS向けにオープンソースのOfficeアプリ「Collabora Office」がリリースされました。
iPhoneまたはiPadで、無料で利用することができます。
オープンソースのOfficeソフトといえば、「Open Office」や「Libre Office」が有名ですが、この「Collabora Office」もその流れをくんでいます。「Libre Office」のライブラリをベースにiOS向けにユーザーインターフェイスをアレンジしたもので、HtmlとJavaScriptで構築されていて、Webブラウザから利用できるCollabora Onlineと中身はほぼ同じです。つまり、ネイティブアプリではないということ。
捉え方によっては、「Libre Office」をiOSデバイスで利用できるようになったと考えることもできますが、動作はWebアプリになるという、ちょっと複雑なOfficeアプリになります。
そのため、まだまだ完成度が低く、実用面ではあまり使えないことも多いかも?しれません。
「Libre Office」と同じく表計算やワードが使えます。
ドキュメントの作成や編集など、機能もほぼ同じ。
ただ、動作が・・・
正常に機能していません。
プレゼンテーションは新規作成しようとするとアプリが落ちる。
文書と表計算は新規作成できますが・・・
画面が真っ白になるだけっていう。
本来なら、下のような画面で使うことができるみたい。
まんま「Libre Office」と同じですね。
これが正常動作するのなら、それなりに使えそうですけど。
現状のこの感じだと、実用に足るような安定バージョンになるまでに、このアプリは存在しているのか?
ちょっと心配になるくらいの完成度。
これで編集する気には・・・ちょっとならないですね。
編集中に消えたりしそうだし。
なので、普通に「Googleドキュメント」と「Googleスプレッドシート」でいいと思います。
Googleドライブにアップしたくないドキュメントは、それこそ本家の「Libre Office」でやればいいし、MS Officeが使えるマンなら最初からこれは眼中にないでしょう。
- Source Collabora Office