今秋リリース予定の「iPhone 12」では、メインカメラレンズの枚数がこれまでの6枚から7枚にアップグレードされ、イメージセンサーシフト方式の手ブレ補正機能が搭載されるということが、アナリストのMing-Chi Kuo氏による予想として伝えられています。
そして、2021年に登場する「iPhone 13(仮称)」では、メインカメラの他にズームカメラも7枚レンズにアップグレードされ、2022年に登場する「iPhone 14(仮称)」では、ペリスコープレンズが搭載されるということです。
iPhone 12
- メインカメラが7枚レンズに
- イメージセンサーシフト方式の光学手ブレ補正機能
これで一体どう変わるのでしょうか?
iPhone 12の手ブレ補正はイメージセンサーシフト
カメラの光学式手ブレ補正機能としては、ジャイロセンサーで手ブレを感知してカメラレンズを動かす「レンズシフト方式」と、同じくジャイロセンサーで手ブレを感知してイメージセンサーを動かす「イメージセンサーシフト方式」の2通りがあり、スマートフォンではレンズを動かす「レンズシフト方式」が主流となっています。
一方の「イメージセンサーシフト方式」ではレンズを動かす必要が無いので、カメラユニットの小型化が期待できます。
「iPhone 12」では、その恩恵でカメラレンズの枚数が1枚増えることになったのかもしれません。
現在のスマートフォンは6枚レンズが主流ですが、Huaweiのハイエンドモデル「P30 Pro」ではメインカメラのみ7枚レンズが搭載されています。
ちなみに、カメラレンズの枚数が増えることでカメラ性能は良くなりますが、フレアやゴーストが起こりやすくなるというデメリットもあります。
iPhone 14は望遠カメラを搭載?
2022年モデルの「iPhone 14(仮称)」に搭載されるという「ペリスコープレンズ」。
その名の通り潜望鏡(ペリスコープ)の構造をモチーフにした屈曲レンズのことで、スマートフォンでは望遠カメラを薄く作るために採用されていることから、「iPhone 14(仮称)」には望遠カメラが搭載されることが予想できます。
現行のスマートフォンでは、OPPOの「Find X2 Pro」に搭載されている1300万画素望遠カメラのレンズがペリスコープレンズとなっているので、スマートフォンに初搭載される最新技術というわけではありません。むしろ2年遅れえいうことで、十分に熟成された状態で搭載されることになりそうです。
iPhone 12はいつ発売されるのか?
・・・と、その前に「iPhone 9」は一体どうなってるんだという話。
予定通りならすでに発売されていてもおかしくないんですけど、コロナで1ヶ月遅れになるという情報が伝えられてからめっきり話を聞かなくなりました。
ここ1ヶ月で状況はかなり変化しているので、今の状況を見ると5月に延期されてもおかしくない感じですね。
例年通りなら9月に登場する「iPhone 12」については、生産がすでに開始されたという情報と、発売が11月までずれ込むという情報があります。
こちらについても、1〜2ヶ月の遅れは免れないと考えるべきか。
- Source Weibo