iPhoneやiPad内に保存されている写真や動画をMacに読み込む時に使用する「イメージキャプチャ」で、取り込んだ写真のファイルサイズが大きくなるというバグが発見されました。
対象となるバージョンは、OS X Yosemite以降。
macOS Mojave 10.14.6でも修正されていないことから、対象となるMacはかなり多いです。
1つの写真ファイルにつき1.5MBの空データが追加されるという不具合で、100枚の写真を読み込めば150MB、1000枚の写真なら1.5GBも余計にストレージを圧迫することになるので、あまり馬鹿にもできない不具合。
このバグを最初に発見したNeoFinder Blogによると、jpgファイルのメタ情報を編集するためにバイナリエディタで開いたところ、謎の文字列を発見して気づいたといいます。
こちらがmacOSの「イメージキャプチャ」。
iPhoneをLightningケーブルで接続することで、写真や動画ファイルを直接Macに転送できるmacOSの標準ツールです。
この不具合は、iPhoneやiPadでHEICファイルを読み込む時に、自動的にjpgファイルに変換される設定になっている場合にのみ発生します。
HEICファイルのまま読み込む、もしくはiPhoneのカメラの設定でフォーマットが“互換性優先”になっている場合は、この影響を受けません。また、「写真」を使ってインポートする場合もこの影響を受けません。
というわけで、確かにバグはあるものの、実際に影響を受けるユーザーはそれほど多くはないでしょう。
Appleもこの問題を把握していて、いずれmacOSのアップデートで修正されるものとみられます。
- Source NeoFinder Blog