南極上空にあるオゾンホールが、過去35年間で最も小さくなったという話。
コペルニクス大気モニタリングサービス(CAMS)が発表したレポートによると、2020年3月後半〜4月後半までのわずか1ヶ月間で、オゾンホールがめちゃくちゃ小さくなった!とのこと。
オゾンホールはオゾン層の破壊によって引き起こされる現象で、フロンガスなど人間の活動によって排出されるガスが紫外線によって分解されることが原因と言われています。特に南極でこのオゾンホールが問題視されていて、オゾン層が減少することで紫外線が直接降り注ぐことによる生物への影響や地球温暖化の要因となるといった報告があります。
ところが、ここにきてまさかの過去最高?のオゾン層復活。
こうなった理由は言わずもがな。
そう、新型コロナです。
新型コロナの大流行により世界中で人間の生産活動が停止したことで、排出ガスが大幅に減少。
っていう理屈は分かるんですけど、こんなに急激に変化するものなんですね。
それだけ普段から人間が大量のガスを排出しているということなのか・・・。
こちらは、2020年3月22日の南極オゾンホール。
クッキリと巨大な穴が確認できます。
これが、1ヶ月後の4月22日になると↓
小さく分断。
さらにクッキリとしていた穴が薄っすらとなりましたが、これはオゾン層が復活しているということ。
こんなに如実に変化するというのは、ちょっとビックリ。
StayHomeの思わぬ効果といったところでしょうか。
The unprecedented 2020 northern hemisphere #OzoneHole has come to an end. The #PolarVortex split, allowing #ozone-rich air into the Arctic, closely matching last week's forecast from the #CopernicusAtmosphere Monitoring Service.
— Copernicus ECMWF (@CopernicusECMWF) April 23, 2020
More on the NH Ozone holehttps://t.co/Nf6AfjaYRi pic.twitter.com/qVPu70ycn4
- Source Copernicus