「iCloud写真」に保存されている全データをGoogleフォトに転送できる新機能が、アメリカやイギリス、ヨーロッパ諸国など主要先進国で開始されています。
iCloud写真は、iCloudのクラウドストレージ上に写真やビデオを自動的にアップロードして保存してくれる機能。
ファイルサイズの大きなビデオファイルでも、クラウドストレージにアップロードすることでiPhoneの容量を圧迫することなく利用することができるので、これをうまく利用することで、大容量のiPhoneじゃなくても大量の写真やビデオを撮影することができます。
今回、新しく追加されたGoogleフォトへの転送機能については、現在のところ日本から利用することはできませんが、順次利用できるようになるでしょう。2021年4月19日より、日本でも使えるようになりました。
iCloudにあるファイルの一括バックアップ
iCloudに保存されているファイルのバックアップ機能は、日本からでも利用できます。
Apple IDでログイン(Safariなら簡単ログインができます)して、データとプライバシーを開くと、データの管理からデータのコピーを取得に進みます。
データのコピーを取得からは、iCloud上に保存されているデータを項目別に一括ダウンロードすることができます。
- スプレッドシートまたはJSON、CSV、XML、PDFフォーマットのファイルでのApp使用状況とアクティビティの情報。
- オリジナルフォーマットの書類、写真、ビデオ。
- VCF、ICS、HTMLフォーマットの連絡先、カレンダー、ブックマーク。
iCloud写真の他に、iCloud Driveのファイルやメールもダウンロードできます。
ダウンロードしたい項目にチェックを入れて次に進みます。
データは分割してのダウンロードが可能です。
PCやMacのストレージ容量や回線環境に応じて使い分けましょう。
この機能を使ってiCloudのデータのコピーを作成するには、最大で7日間かかるという注意書きがあり、それを考えるとファイルサイズは小さめに分割した方が安定しそうですね。
あまり使う機会がなさそうな機能ですが、iCloudのストレージを減らす前にこれでコピーをダウンロードしておけば、簡単にフルバックアップすることができるので、ちょっと覚えておくといいかも。
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