2022年の秋に登場するiPhone 14では、iPhone 12以来の大幅なアップデートが施されると言われています。具体的な情報として出ているのが、Proモデルのフレーム素材が、ステンレススチールからチタニウム合金へと変更されるという話。
これは、JPモルガンのアナリストによる予想レポートからの情報で、iPhone 14の大きな変更点の1つになるだろうとしています。
iPhoneのフレーム素材は、長い間アルミニウムが採用されてきました。
iPhone Xで初めてステンレススチールのフレームが採用されるようになり、iPhone 11からは、通常モデルがアルミニウムのフレーム、Proモデルがステンレススチールのフレームという差別化が図られていますが、2022年に登場するiPhone 14 Proでは、ステンレススチールの代わりにチタニウム合金が採用される可能性があるということです。
チタン合金とは?
チタニウム合金、いわゆるチタンですが、軽くて強度があり腐食にも強いという特性を持っている金属素材です。
高温になると青〜紫がかった虹色の焼き色が付くことから、車やバイクのエキパイやマフラーとしても知られています。市販品では、腕時計やゴルフクラブ、メガネのフレーム、高級自転車のフレームなどに採用されています。
スマートフォンのフレームとしてはどうなのでしょうか?
iPhoneのフレームとしてのチタン合金
iPhoneのフレームとしてのチタン合金のメリットは、ステンレススチールやアルミに比べて傷がつきにくい、ステンレススチールと同じ強度で45%も軽い、アルミニウムの2倍の強度で60%も軽いなど、タフネスさが際立ちます。Proモデルのみに採用されると考えると、現行のステンレススチールよりも傷が付きにくく45%も軽くなるというメリットが生まれますね。
指紋が目立つというデメリットもありますが、iPhoneのフレームとして採用される場合は、耐指紋コーティングが施される可能性が高いので、そこまで神経質にならなくてもいいでしょう。
iPhone 14の通常モデルのフレームの素材については、特に言及されていません。
- Source MacRumors