iPad mini 6やiPhone 13に搭載のA15チップは省エネ重視!?ベンチスコアはA14と同等の結果に

当サイトの記事には広告が含まれます。

A15Bionic benchtest 04

iPad mini 6のベンチマークテスト結果が出ています。

このテスト結果は、同じA15 Bionicチップを搭載しているiPhone 13シリーズの結果と実質的には同じなので、iPhone 13シリーズのパフォーマンスの目安にもなるのですが、Geekbench 5を使ったスコアを見ると、ちょっと思いがけない結果になっています。

iPad mini 6のベンチマークスコア

  • シングルコア:1596
  • マルチコア:4558
  • RAM:4GB

過去のモデルと比較すると、このスコアはA14 Bionicチップとほぼ同等のスコアであることが分かります。

A15 Bionicチップは6コアでクロック周波数が2.93GHzですが、これもA14 Bionicチップと全く同じ。キャッシュも全く同じです。1世代進化しているはずのチップですが、大きな変化はみられません。

これは一体!?

A15Bionic benchtest 01

シングルコアのスコアは、A14 Bionicチップ搭載のiPad Air 4や iPhone 12シリーズと同等。

A15Bionic benchtest 02

マルチコア(6コア)のスコアは、A14 Bionicチップ搭載のiPad Air 4や iPhone 12シリーズのちょっと上程度。

A15Bionic benchtest 03

コア数やキャッシュはA14 Bionicチップと同じ。
クロック周波数は2.99GHz→2.93GHzになっているけど、誤差の範囲。

RAMは搭載されるモデルによって異なるので、iPhone 13は4GB RAM、iPhone 13 Proは6GB RAMである可能性が濃厚です。

パフォーマンスが想像していたよりもイマイチな理由として、A15 Bionicチップはバッテリー駆動時間を延長させるために、あえてクロック周波数を落としているという説があります。本来ならもっと上のパフォーマンスを出せるチップですが、省エネ性能重視であえて力を発揮させていないという話。

確かにiPhone 13では、iPhone 12と比べてバッテリー駆動時間が2時間も延長されているので、その効果は確かにあるようです。また、発熱を抑えて熱暴走を防ぐという実用面での理由もあるでしょう。カタログスペック至上主義じゃなくて、実際の使用感や実用性を重視しているあたりがAppleらしい判断と言えますね。

関連するエントリー

PR

Y!mobile