この秋に登場が噂されているiPad mini 6の続報が出ています。
9to5Macの独占記事によると、iPad mini 6はJ310というコードネームで開発されていて、A15チップとSmartConnectorを搭載しているということです。
A15チップは、9月に登場が予定されているiPhone 13シリーズに搭載される最新のSoCで、A14 Bionicチップと同じ5nmプロセスで製造されます。それと同じものが、ほぼ同時期に登場するiPad mini 6にも搭載されるということで、2020年のiPhone 12シリーズとiPad Air 4の関係を思い起こさせます。
従来、Appleの最新SoCは、まずiPhoneに搭載され、その後にXとしてアップグレードされたものがiPad Proに搭載され、その翌年に登場するiPadにお下がりのSoCが搭載されるというライフサイクルが築かれていましたが、2020年のiPad Air 4では、まず先に登場したiPad Air 4に最新のA14 Bionicチップが搭載されるという発表が行われ注目を集めました。
実際に出荷されたのはほぼ同時でしたが、今回もiPhoneよりiPad miniの方が先に発表される可能性はあります。
現在、明らかにされているiPad mini 6のスペックは以下の通り。
- iPad Air 4のようなデザイン
- ホームボタンは廃止されてディスプレイが大きくなる
- 8.5インチ〜9インチのディスプレイ
- Touch IDは電源ボタン(トップボタン)に変わる
- A15チップ
- USB-Cポート
- マグネティックSmartConnector
- 音質の良い内蔵スピーカー
- 秋頃に登場予定
秋頃に登場するということで、前後はするでしょうがiPhone 13シリーズと同じ時期に登場することになります。iPad miniにとっては初めての再設計モデルということで、Appleの扱いもそれなりに大きいでしょう。
開発中のiPad 9については、本体のデザインは大きく変わらずA13チップを搭載するということです。現行の10.2インチiPad 8はA12チップを搭載しているので、iPad mini 6とは違い、こちらは順当なアップデートという感じに収まりそうです。昨年12月に出た噂では、ディスプレイが10.2→10.5インチになり、ストレージは64GB〜、価格は299ドル〜になると言われていました。またアナリストの予想では、10.8インチディスプレイになるという情報もあり、10.2インチからほんのわずかだけサイズアップすることになりそうです。
A13チップは、iPhone 11シリーズや iPhone SE 2に搭載されています。
- Source 9to5Mac