M2チップを搭載する新型MacBook Airが発表されました。
どう変わったのか?
ちょっとチェックしていきましょう。
本体デザインは14インチ / 16インチMacBook Proと同じ系統に変わりました。それに伴い、ディスプレイはノッチありの13.6インチに変わっています。
カラーバリエーションは、24インチiMac風になるという事前の噂とは全く違い、従来のカラーバリエーションにミッドナイトを追加したシックな装い。路線としてはこちらの方がいいですね。
2ポートのThunderbolt / USB-Cはそのままですが、充電用にMagSafeが搭載されました。67W USB-C電源アダプタによる高速充電にも対応しています。
重さは1.24kgで、M1 MacBook Airから50gの軽量化。
価格は164,800円(税込)から、7月より発売されます。
M1と比べて価格はかなり高くなりましたが、円安の影響もあるので想定内といったところでしょうか。
M2チップはどう変わった?
M1からM2になったことでGPUコアが2つ増え、メモリ帯域幅が100GB/sに50%アップ。さらに、搭載できるメモリが16GB→24GBに増えました。
また、動画再生支援用のメディアエンジンが搭載され、8Kビデオでもサクサク再生できるようになります。
CPUコアは8コアのままですが、M1より18%パフォーマンス向上。
グラフィックを処理するGPUパフォーマンスは、最大で35%向上。
実際の動画編集時のパフォーマンスは、M1よりも38%高速化されます。
GPUが2コア増えたのとメモリ帯域幅が増えているので、動画編集の処理速度は大幅にアップしています。この違いは体感で分かるレベルでしょう。
パワーアップしていますが、バッテリー駆動時間はM1と同じ。
電力効率がかなり良いことが分かります。
ただし、MacBook Airはファンレス仕様なので、あまりパワフルな作業を連続して行うのには不向きです。低発熱が売りのM1 Macでも、CPUやGPUをフルで使っているとそれなりに発熱するので、M2でも同様に発熱すると思われます。
M2 MacBook Proには冷却ファンが搭載されていますが、こちらは筐体やディスプレイがM1のまま変わっていないので、あまり魅力は感じません。
M2チップにおいてもM1から大幅に性能アップしたというわけではないので、M1の時ほど買い替え需要はなさそうです。むしろ、販売価格がかなり高くなったので、M1 MacBook Airが再評価される流れもありそうです。
- Source M2チップ搭載MacBook Air - 仕様