明暗分かれるiPhone 14、不人気な通常モデルと人気のProモデル

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IPhone14Series ureyuki 01

iPhone 14シリーズでは、例年のiPhoneよりも通常モデルとハイエンドモデルの明暗がクッキリと分かれています。

ハイエンドモデルの「iPhone 14 Pro」と「iPhone 14 Pro Max」は、発売後より高い需要を維持し続けていますが、中国の生産工場がロックダウンされている影響で生産数が大幅に減少して、品薄状態がこの先も続くと言われている一方で、通常モデルの「iPhone 14」と「iPhone 14 Plus」は、Appleの想定よりも需要が低いことから、当初の予定より300万台減産されるとSMBCのアナリストが伝えています。

  • 当初の生産数:9,100万台
  • 下方修正された生産数:8,500万台

「iPhone 14」と「iPhone 14 Plus」に生産数を下方修正する理由は、主に中国国内での需要が低くなっている為だといいます。売れる見込みだった中国市場でそれほど売れなかったので、減産するというわけですね。

中国国内では、iPhoneを組み立てる層とiPhoneを購入する層がいて、iPhoneを購入する層は、日本から転売業者を通じて輸入するほどお金が余っている状態。あまりにも両極端ですが、それが現実としてある中国では、通常モデルはあまり売れないというのも納得。

それに今年は、通貨価値の変動や物価高騰の影響もあって、例年であればiPhoneを買い替えていた中間層が今年は購入を見送るケースが多いというのも、通常モデルが売れなかった要因としてあるでしょうね。

通貨価値の変動で高くなった割に、目立った進化のない「iPhone 14」と「iPhone 14 Plus」は当然の如く売れない。Dynamic Island搭載やカメラ性能の向上、さらには1年後でもリセールバリューが期待できる「iPhone 14 Pro」と「iPhone 14 Pro Max」は、多少高くなっても売れるという状態になっています。

IPhone14Series ureyuki 02

「iPhone 14 Pro Max」と同じ大きさで登場した「iPhone 14 Plus」ですが、予約販売の段階で予約があまり入っていないということで、発売前から不人気モデルのレッテルを貼られていましたが、今回のAppleの判断から、その評価は正しかったようです。

この結果を受けて、2023年に登場するiPhone 15シリーズでは、さらにハイエンドモデルを重視した製品づくりになるという予想ができます。不人気モデルとなったPlusは、miniよりもさらに売れていないということで、1世代限りのレアモデルになる可能性もあります。

11月8日現在、日本のAppleストアでは「iPhone 14」と「iPhone 14 Plus」は在庫あり。「iPhone 14 Pro」と「iPhone 14 Pro Max」は納期が1ヶ月待ちとなっています。

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