iOS 16.2から、新機能としてiCloudの高度なデータ保護機能が実装されています。
日本ではまだ使えない機能ですが、いずれ使えるようになると思うので予習しておきます。
一体どういう機能かというと、iCloudのサーバーに保存されているデータを通常の暗号化からエンドツーエンド暗号化に変更できる機能で、信頼するデバイス以外からデータを読み取られる心配が無くなり、プライバシーとセキュリティを強化することができます。
エンドツーエンド暗号化しているデータへのアクセスは、自分のApple IDでサインインしている信頼するデバイスからのみ可能となり、万が一、iCloudのサーバーからデータが漏洩したとしても、エンドツーエンド暗号化されているデータが復号化されて読み取られる心配はありません。
高度なデータ保護を有効にするには、iCloudの設定から高度なデータ保護をオンにします。
iCloudでは、パスワードやヘルスケア、マップのデータは標準でエンドツーエンド暗号化で保護されています。
高度なデータ保護では、それらに加えてiCloudにあるデータもエンドツーエンド暗号化で保護されるようになります。
対象は、デバイスのバックアップ、メッセージのバックアップ、iCloud Driveのデータ、メモ、写真、ウォレット、リマインダー、Safariのブックマーク、Siriショートカット、ボイスメモなど。
高度なデータ保護はiOS 16.2, iPadOS 16.2, watchOS 9.1, macOS 13.1から実装されます。
日本からも使えるようになったら、ぜひ使ってみましょう。
- Source iCloud のデータセキュリティの概要 - Apple