広く普及しているNECのモバイルルーターAterm MRシリーズに、5G対応の新型モデル「MR51FN」 が登場。1月19日より発売されます。
5GとWi-Fi 6(802.11ax)に対応しており、高速通信が利用できるモバイルルータとして気になる製品です。docomo、au、SoftBank、楽天モバイルの通信バンドに加えて、海外170カ国以上のバンドにも幅広く対応。国内30以上の通信サービスで使う場合は、APNの設定が不要となっています。
本体サイズは約128(横)×65(縦)×14.5(厚さ)mm。重さは167g。
バッテリー容量は4000mAhで、約8時間の通信が可能。
5G対応のモバイルルーターとしては、すでにNECから発売されている「MR10LN」がありますが、Wi-Fi側はWi-Fi 5(802.11ac)までしか対応していません。5Gの高速通信を活かすには、今回登場したWi-Fi 6(802.11ax)対応のモバイルルーターの方が向いている・・・と思いきや、スペックをちゃんとチェックすると案外そうでもないような感じ。
Aterm MR51FNの主なスペック
- 5G通信:受信最大 3.8Gbps、送信最大 218Mbps
- 4G通信:受信最大 1.4Gbps、送信最大 75Mbps
- Wi-Fi 6:最大 1,201Mbps
- Wi-Fi 5:最大 867Mbps
- SIMカードスロット:nanoSIM x 1
- 画面:2.4インチ
- ポート:USB-C、電源DC+5V入力
- バッテリー:4000mAh
- 連続動作時間:8時間
- 大きさ:約128(W)×65(D)×14.5(H)mm
- 重さ:167g
- Source Aterm MR51FN | 製品一覧
- Source Aterm MR10LN | 製品一覧
「MR51FN」の方はnanoSIMスロットが1つしか無いので、モバイルルーターとしては使い道がちょっと難しい部分があります。また、5G通信はSub6のみ対応、ミリ波には非対応ということで、それなら別にWi-Fi 5のままでも良いんじゃないかという感じ。それなら、nanoSIMスロットが2つある「MR10LN」を安く購入するほうがいいでしょうね。
「MR51FN」の方は専用クレードルを使えば有線LANで接続できるので、固定回線代わりのSIMを入れて外でも使うという用途なら向いていると思いますが、それならキャリア専用のホームルーターでもいいし、使い所がちょっと難しい製品だなという印象を受けます。