近く正式リリースされるiOS 17.1のリリースノートには、一部で報告されているiPhone 15 Pro Maxのディスプレイの焼付きを修正するアップデートが含まれていることが明記されています。
- ディスプレイ画像が持続することがある問題を修正
しかし、画面の焼付きがハードウェアの問題だとすれば、ソフトウェアアップデートで改善するとは到底思えません。iOS 17.1の最終ベータ版をインストールしたユーザーによると、iOS 17.1にアップデートしてもディスプレイの焼付きは改善されていないようだという報告が出ています。
(image: spriteice)
追記：2023/10/18 20:08
それとは別に、Redditユーザーspriteiceさんの投稿によると、iOS 17.1最終ベータ版をインストールしたところ画面の表示はキレイになったといいます。画面の焼付きと思われていた表示は、実際には残像のような状態だったのかもしれないということで、ソフトウェアアップデートで修正されたとみられます。
液晶の焼付きとは違い、有機ELディスプレイの焼き付きは完全に回復しないというのが定説としてあります。
iPhone 15 Pro Maxが発売されてからまだ1ヶ月ほどなので、それほどディスプレイは利用されていない状態にも関わらず焼付きの報告が比較的多いというのは、やはりハードウェア側の問題を疑ってしまいますが、報告で特に多いのが長時間のゲームプレイでの焼付き報告であることから、ユーザーの使い方にも配慮が足りない部分もみられます。（ゲームは同じ画面で数時間プレイするケースが多く、パラメーターなどUIの部分が焼き付いて画面に残ってしまうことが多い）
ユーザー側でできる焼き付き対策としては、同じ画面を長時間表示しないということに尽きますが、今回のソフトウェアアップデートは「焼付きが発生しにくくなる」ように、画面の描画に関する設定を変更している可能性もあります。焼付きが発生していなくてもiPhone 15 Proユーザーは、とりあえずiOS 17.1にアップデートされることをおすすめします。
iOS 17.1は10月24日頃に正式リリース予定です。
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