(image: Consumer Reports)
Consumer Reportsが、機械を使った強度テストをiPhone 15 Pro Maxに試したところ、iPhone 15 Proの本体は巷で言われているほど繊細ではなく十分な強度があることがわかりました。
Consumer Reportsの落下テストは、ゆっくり回転する機械を使ったもので、人間の腰の高さからコンクリート面に100回落とした結果を想定されています。このテストの結果では、わずかな傷しか生じなかったということです。
また、曲げテストも実施されています。
(image: Consumer Reports)
こちらはInstron社の試験機を使って強い圧力を加えて、背面ガラスが破損するかという実験です。
その結果、110ポンド(約49.9kg)の圧力に耐えて背面ガラスに異常は出ませんでした。試験中は本体がたわんでいますが、圧力を抜くと元に戻っているので、チタニウムフレームや背面のテクスチャーマットガラスにはしなやかさがあることがわかります。
でもなぜ、YouTubeの落下テストとここまで違う結果になったのでしょうか?
最初に投稿されたYouTube動画では、腰の上からではなく頭の上から石畳に何回も落としていましたし、さらに椅子の上や階段の上から落としてカメラレンズ部分が外れるというシーンを撮影していました。できるだけインパクトがあるシーンを撮影するために「壊してやろう」という意識がある状態で落下テストを実施するYouTube動画と、機械的に同じ動作を繰り返す試験機とでは、結果が異なるのは当然なのかもしれません。
どちらが実際の落下時を想定しているのかというと、どうでしょうか。Consumer Reportsが実施した強度テストの条件が緩すぎるという意見もあると思います。
- Source Consumer Reports