Appleが、AI開発チームを閉鎖して再編成する動きがあると報じられています。
Apple従業員からの匿名情報としてブルームバーグのMark Gurmanさんが報じる記事によると、この開発チームは121人の開発者で構成され、音声アシスタント機能「Siri」のパフォーマンス向上を担当していました。
元開発チームのメンバーは、テキサス州オースティンへの転勤に応じることで雇用が継続されますが、応じない場合は4月26日に雇用が終了するということです。
AI開発の分野においてAppleは後発になるため、競合他社とは一味違ったアプローチを行う必要があり、このところ下落している株価への影響も含めて、開発チームに対してややシビアな判断が下されたようにみえます。
AppleのAI導入は、今年の秋に正式リリースされる「iOS 18」で初めて実装される予定ですが、今頃になって開発チームが解体され再編成されるということは、計画よりも開発が遅れていたか、開発に大きな問題点があったか計画に大きな変更があったと考えられます。
AIの導入が注目される「iOS 18」のお披露目は、6月に開催されるWWDC 24で行われる予定です。
- Source Bloomberg
