M3 MacBook Airは256GBモデルでもSSDが高速、ファイル転送速度はM2 MBAより大幅に短縮

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File transfer speed M2andM3 MacBookAir SSD 1
(image: iFixit / Max Tech)

M3 MacBook Airと値下げされたM2 MacBook Air。 どちらを購入するか迷っている方も多いと思いますが、今回は圧倒的にM3 MacBook Airの方がコストパフォマンスの高い製品となります。

その理由の1つとして、M3 MacBook Airは前モデルのM2 MacBook Airよりもファイル転送速度が高速になっていることがあります。SSDストレージがシングルチップからデュアルチップに変更されたことにより、M2 MacBook Airよりもファイル転送にかかる時間が短縮されているからです。

Max Techがアップした動画によると、「AmorphousDiskMark」を使ったストレージのベンチマークでは、以下の結果が出ています。

M2とM3のSSDストレージの速度

  • M2 MacBook Air(256GB):読み込み1632 MB/s, 書き込み1715 MB/s
  • M3 MacBook Air(256GB):読み込み2776 MB/s, 書き込み2041 MB/s

File transfer speed M2andM3 MacBookAir SSD 2
(image: Max Tech)

ファイル読み込み速度で70%高速に、ファイル書き込み速度は19%高速になっています。

こちらのベンチマークだけではなく、実際のファイル転送にかかる時間も短縮されていて、複数のファイルが入った117GBのフォルダを転送した際にかかった時間は、M2 MacBook AirよりもM3 MacBook Airの方が2分も短くなっています。

117GBのフォルダの転送にかかった時間

  • M2 MacBook Air(256GB):6分29秒
  • M3 MacBook Air(256GB):4分29秒

同じSSDストレージなのになぜここまで差が生まれるのか。それは、シングルチップとデュアルチップという構造の違いによるものです。

前モデルのM2 MacBook Airでは、256GBのSSDストレージが128GBのチップ2つから256GBのチップ1つへと変更されました。これにより、並列処理ができなくなりファイル転送速度が低下しました。それを気にするユーザーは、256GBのチップ2つで構成されている512GBストレージモデルを選択することで回避していましたが、M3 MacBook Airでは128GBのチップ2つに変更されているので、256GBストレージモデルを選択しても性能差を感じる心配はなさそうです。

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