iOSのビデオカメラアプリ「Blackmagic Camera」が、バージョン1.4.1へのアップデートでProxyメディアの無効化に対応しています。
こちらのビデオカメラアプリは、プレビューのためかデフォでProxyメディアが生成されるようになっており、1回の撮影で2つのビデオファイルが生成されるため、他のビデオカメラアプリと比べて撮影時の負荷が大きいのか、コマ落ちがよく発生する印象がありました。
今回のアップデートは、Proxyメディアを不要と考えているユーザーにとっては朗報となります。
Proxyメディアは1280 x 720のビデオファイル。
これを生成しないだけでも、わずかながらストレージの空き容量の確保やビデオファイル転送時の時間短縮にも繋がります。
設定 > メディアから「Record Proxy」をOFFにするとProxyメディアが生成されなくなります。
ついでに、Blackmagic Cameraのもう1つの問題点である「コマ落ち」についてですが、コマ落ち発生時の対処方法の設定項目を「収録の停止」にしておくことを強くおすすめします。
ここでは「警告」と「収録の停止」を選択できますが、「警告」だけだと録画は継続されますが、コマ落ちが発生したビデオファイルが残ることになります。そうなると編集時に頭を悩ませるだけなので、それなら撮り直しすることになる「収録の停止」の方が後々楽という理由があります。
(フレーム落ちしている動画は、VLCだとフレーム補間されるけど、QuickTimeのプレビューや編集ソフトだと残像のようなカクカクになる)
コマ落ちの発生を軽減するにはリソースの確保も重要で、撮影前にバックグラウンドのアプリを全てクリアする、おやすみモードにして通知をOFFにする、Wi-FiをOFFにするといった儀式を毎回行うように癖づけておくといいでしょう。