10月30日のApple Eventとして配信されたビデオは、iPhone 15 Pro Maxで撮影されたものでした。
Appleが公開した「Behind the scenes: An Apple Event Shot on iPhone」では、プロの撮影機材としてiPhone 15 Pro Maxを用いて撮影された模様が解説されています。
カメラリグにiPhone 15 Pro Maxがマウントされ、ジョグダイヤルでズームできる機材に接続されています。
カメラアプリには「Blackmagic Camera」が使用されています。
このアプリはオートホワイトバランスとISOオートの機能が微妙で、移動しながらの撮影など明度が変化するシーンでは非常に使いにくいのですが、撮影スタジオのような場所ではホワイトバランスとISOを固定することで、そのデメリットの影響を受けないようにしています。
上記のシーンでは、ホワイトバランスは4000K、ISOは55に固定されています。
実際に上記の設定を室内で試してみると、なかなか良い感じでした。特に、ISOを固定することでカメラを移動させたときの極端な色の変化を防ぐことができました。
そして、iPhoneといえば、カメラレンズのゴーストやフレアが発生しますが、そういったデメリットもライティングで上手い具合に解消されているようです。
プロ機材とライティング、そしてカメラのことを熟知しているプロのカメラマンがそろったスタジオでは、iPhoneを使った撮影でもチープにならずに本格的な映像になるということがよく分かります。