
DJIより、Vlog撮影向け手のひら離陸ドローン「DJI Neo」が登場しました。
135gの軽量ポータブルな本体で、手のひらから離陸、自分を自動追尾して4Kビデオ撮影(4K@30fps) してくれるというカメラドローン。HOVERAirのドローンと良く似たコンセプトの製品です。

手のひらやスマホアプリから簡単な操作を行うだけで、あとは自動で追尾してくれるので、従来のドローンのような送信機は付属しません。
そのため、このタイプのドローンとしては格安の33,000円という価格設定になっています。

DJI Neo 主なスペック
- 離陸重量:約135 g
- サイズ:130×157×48.5 mm(長さ×幅×高さ)
- バッテリー容量:1435 mAh
- 最大飛行時間:約18分(プロペラガード装着時は約17分)
- 最大航続距離:7 km
- 最大風圧抵抗:8 m/s(スケール 4)
- 最大上昇速度:2 m/s(ノーマルモード)
- 最大水平速度(海抜付近、無風):6 m/s(ノーマルモード), 8 m/s(スポーツモード)
- ストレージ:内蔵22GB(micro SD非対応)
- 価格:33,000円
カメラマンとして自分を自動追尾して、第三者目線または俯瞰から撮影してくれるというドローンになります。(送信機を使ってマニュアル操作もできる)プロモーションビデオでは室内でも追尾したり、障害物の間をすりぬけたりしているので、なかなかすごいですが、あれは自動追尾ではなくFPVのDJI Goggles 3を使った有人操縦でしょう。



撮影機材として見てみると、1つのバッテリーパックで撮影できる時間は最長で18分。水平の移動速度は、ノーマルモードで時速21kmほど、スポーツモードで時速29kmほどなので、追尾速度は最大でスポーツ自転車や原付きくらいとなります。

ビデオ撮影機能については、117.6度の視野角で4K@30fpsと1080p@60fpsの撮影が可能。ジンバルは搭載されていませんが、EIS(電子式映像ブレ補正)でブレの少ないビデオが撮影できます。

中国メーカーらしく、ドローンながら美顔機能が備わっています。(体型補正まである)

自動追尾だけなら、手のひらからランディング、またはスマホアプリから操作だけで十分。
緻密な操作には送信機が必要です。対応している送信機は、DJI RC 2、DJI RC-N3、DJI RC-N2、DJI RC Motion 3、DJI FPV 3。DJI NeoのコンボセットにはRC-N3が付属しています。マニュアル操作も行うならコンボセットがいいでしょう。
というわけで、なかなかいい感じのカメラドローンですが、日本では100g以上のドローンは登録が義務化されているので、このDJI Neoも登録が必須になります。参考にしたと思われるHOVERAirの自動追尾ドローンは、重さが99gで登録の必要が無いので、その点ではHOVERAirの方が気楽に遊べるでしょうね。
- Source DJI Neo - 仕様