iOSやiPadOSには、デバイス毎に割り振られる「ビルド番号」というのがあります。現在、ベータ版が提供されているiOS 18.3とiPad OS 18.3には、既存のデバイスではない未知のビルド番号があることから、iOS 18.3/iPad OS18.3をプリインストールした新しいデバイスが近く登場することを示唆していると言われています。
- iPhone SE 4:22D8062
- 未知のiPad:22D2060
- 未知のiPad:22D2062
さらに、これらのビルド番号のiOS 18.3/iPadOS 18.3ベータ版から、チップの識別子が解析され、iPhone SE 4やiPad 11に搭載されるチップの種類が明らかになっています。
iPhone SE 4はA18チップ搭載
iPhone SE 4には、A18チップが搭載されるようです。 A18チップは、iPhone 16に搭載されているチップと同じで、Apple Intelligenceをサポートしています。
iPhone SE 4の名称をめぐっては、「iPhone 16E」になるという噂もありました。ベースの本体、ディスプレイ、ダイナミックアイランドといったデザインだけではなく、搭載されているチップも同じならたしかにそう呼ばれても不思議ではありません。
iPad 11はA16チップ搭載
先日のBloombergのMark Gurmanニュースレターでは、iPad 11もApple Intelligenceに対応するために、iPad miniと同じA17 Proチップが搭載される可能性が高いと予想されていましたが、今回の噂では、iPad 11にはA16チップが搭載されるといわれています。
A16チップは、iPhone 14 Proと14 Pro Maxに初搭載されたSoC。翌年にはiPhone 15とiPhone 15 Plusにも搭載されました。しかし、これらのモデルはApple Intelligenceに非対応となっています。A16チップには6GB RAMしか搭載されていないためです。(Apple Intelligenceの動作条件は8GB以上のRAM)
エントリーモデルのiPad 11に搭載されるのは、Mark Gurmanが主張するようにA17 Proチップになるのか、それとも匿名のプライベートアカウントのXによるポストという謎の情報源の噂が主張しているA16チップになるのか?
生成AIとしてのApple Intelligenceの必要性は、今のところそんなに無いので、仮に、iPad 11がApple Intelligenceに非対応だとしても、売れ行きにはあまり影響はないようにも思えます。
現行のiPad 10に搭載されているのはA14チップ。iPad 11でA16チップが搭載されたとして、エントリーモデルのタブレットとしては、ちょうどいいアップデートになるでしょう。
- Source MacRumors