Appleは、フォトエディターアプリを開発するPixelmatorの買収を正式に完了したことをアプリを通じて発表しました。
Pixelmatorは、Mac、iPhone、iPad、およびVision Pro用のフォトエディターアプリ「Photomator」や、Mac用の「PixelmatorPro」を提供しているAppleユーザーにとっても馴染み深い存在のデベロッパー。同社は、2024年11月にAppleに買収されたことを発表していました。
本日、Appleは「重要なお知らせ」が含まれるアップデートをPhotomatorとPixelmator Proの両方でリリースしました。アップデート後には「PhotomatorがAppleの一員になったことをお知らせします」というメッセージと共にAppleロゴが表示されます。
Pixelmator Proの現在の価格は8,000円、Photomatorの恒久ライセンスは割引価格で13,000円となっています。AI機能満載の競合アプリやWebサービスが登場している今、以前ほど影響力はなくなっていましたが、Appleが買収したことで、macOSやiOS, iPadOSのスタンダードなフォトレタッチとして強く推される可能性も出てきました。
Pixelmator Proはリリース初期こそ微妙でしたが、アップデートを重ねることで画像編集ツールとしての完成度を高めてきていて、2024年5月のアップデートでは、AIによる背景除去が行えるマスキングが追加され、macOSで使える買い切りのフォトエディターアプリとしては、かなり良い感じに仕上がっています。
マスクで背景除去。
オンデバイスでAI処理されます。
一時期はAffinity Photoに押されていましたが、AI機能の実装で巻き返した印象。
そして今回、Apple傘下になったことで今後のアップデートにも期待ができます。
- Source Pixelmator Blog