iTSがとうとう米音楽小売のトップに

市場調査会社NPDが公表したデータ(2008年1-2月分)で、iTSがウォルマートを抜き音楽小売でトップになりました。

ウォルマート、ベストバイ共に超大手の小売店、それを開始僅か5年で実店舗を持たないネット配信のiTSが、大手のチェーン店に買ったのだから凄い。(実際のところ、CDが全く売れないということで、ベストバイなどはCD売り場を縮小していたので、そういう影響もあると思います。)


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iTS、ウォルマート、ベストバイが3トップで、直ぐ下にはAmazon。
Amazonはすでにベストバイの半分近くを占めていて、サービスを開始して間もないAmazon mp3が上手くいけば、来年には3位になっている予感。

[ iTunes Store、全米第1位の音楽小売業者に ]
[ Apple passes Wal-Mart, now #1 music retailer in US ]

アメリカ居住者、月5ドルの音楽税で違法が合法に?

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大手音楽会社のワーナーミュージックが、アメリカ居住者に月5ドルの音楽税をかけて、金を徴収しようとしている事が明らかになりました。強制では無いようですが、音楽を聴いていようが居まいが関係なく月5ドルを、誰からも巻き上げるつもりだというから驚きです。音楽業界の性質は、どこの国でも結局は同じなんだなと思ってきました。

目標? 誰からなしに月5ドルを徴収する。つまり年間$20B(200億ドル)のツケを払わせるようという計画だ。今日の録音音楽業界の規模(100億ドル)はこれで2倍になる。
Griffinのアイディアは、月5ドルの音楽税(インターネット・ユーザー全員のISP料金に上乗せされる)で年$20B(200億ドル)の金をかき集めようというのだ。Griffinは「これは強制ではない」とほのめかしている。

ただ、アメリカっぽい(?)部分もあります。
それは、音楽税を納めた人は、ファイル共有ソフトなどからも好き勝手にダウンロードしていいというもの。つまり、金を払えば「海賊行為を見逃してやる」というわけです。一見いい話にも思えますが、結局は一部のユーザーによる海賊行為のツケを、一般人が払わされるという、全くおいしくない話。

これだけ無茶なものを知った後だと、日本のiPod課金が可愛く思えてくるから不思議。

ayu-mix6におまるさん激怒!

ayumix6omaru.png iTSで、浜崎あゆみのRemixアルバム「ayu-mix6」のジャケが悪い意味で目を惹いたので見てみるとカスタマーレビューが酷いことに。んで、曲を見ると、浜崎あゆみとは一切関連の無い豪華なリミキサー陣がズラズラと並んでいました。

CALM, THE YOUNG PUNX!, CO-FUSION, DAISHI DANCE, MSTRKRFT, SHINICHI OSAWA, COLDCUTなどなど、どう考えても浜崎ファンにはウケないメンツ。曲の方も聴いただけでは浜崎の曲だとわからないほど弄られているし、浜崎ファンの好きなトランスでもないという、かなり軸がぶれたアルバム。

そら、おまるさんも怒りますよ。

[ iTS - ayu-mix6 ]

iTSが落とし放題プラン導入という話

Appleが、iPod購入時に100ドル支払うか、8ドル前後の月額使用料を支払う事で、iTSから無制限に楽曲のダウンロードができるようになる「定額制プラン」の導入を検討しているとか。どの程度のラインナップになるかは、レコード会社とAppleとの交渉次第のようです。

この『使い放題』モデルは、Nokiaが2007年12月にUniversal Music Groupと提携して発表した、Nokia端末購入者向け無料音楽ダウンロードサービス『Nokia Comes With Music』を模したもの。Nokiaの場合、端末1台あたりおよそ80ドルを音楽業界のパートナー企業に支払い、パートナー企業は市場シェアに応じてその分け前を分配していると言われている。しかし、Appleの提示額は今のところ1台あたりわずか20ドルだと2人の幹部社員は明かしている。

[ CNET Japan, ITmedia News ]