日本の自殺率の高さを追求したドキュメンタリー映画「Saving 10,000 – 自殺者1万人を救う戦い」が、YouTubeで無償公開されています。
アイルランド人監督が専門家などに取材を行い、自殺するとどうなるか、特殊な日本人の精神性、自殺の原因、自殺者の傾向などをまとめた内容で、BS世界のドキュメンタリーのようなタッチの作品。
低予算で制作されたということですが、カメラアングルや編集・音楽などは、海外のドキュメンタリーならではのセンスの良さで、52分間を一気に見せてくれます。
自殺との戦いにおいて、「敵」はいったい誰なのか。映画『Saving 10,000 – 自殺者1万人を救う戦い』は、日本の高い自殺率の真の原因究明に挑む一人のアイルランド人の物語である。作品を通じて、日本のマスコミによる自殺報道の あり方、経済的圧力、うまく機能していない精神医療制度などの重要な問題が浮かび上がってくる。第一線で活躍する専門家から一般人まで、約100人へ 取材し、日本がどうすれば自殺との戦いに勝利できるのか、具体的な方策を提示している。しかし、自殺の話題がタブー視されている日本で、一体どのくら いの人が耳を傾けてくれるのだろうか。