Gorilla Glassが日本から韓国生産へシフト、Sapphire Glassとの比較

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SapphireGlass VS Gorilla

Corningの「Gorilla Glass」が、日本生産から韓国生産へとシフトするようです。

Gorilla Glassは、Samsung Galaxyなどのスマートフォンやタブレットの液晶ディスプレイ保護素材として広く使用されている強化ガラス。これまで静岡の工場で生産されていましたが、2015年6月までに韓国工場へシフトすることが明らかになっています。これは、Samsungとの業務提携や生産コストの低下に着目した動きだとみられます。

Corningといえば、先日、幹部自らが、iPhone 6などのAppleの新製品に使用される予定の「サファイアガラス」という素材のデメリットを並べたてて謎の批判をしていましたが、今回のこの動きを見ると、そういうことだったのかと納得。

Gorilla Glassと比べてSapphire Glassの駄目なところ

  • コストが10倍以上かかる。
  • 1.6倍の重量。
  • 生産には(Gorilla Glassの)100倍ものエネルギーが必要。
  • 光を通しにくいので画面の明るさを上げなければならず、そうすればバッテリー消費量が多くなる。
  • 耐傷性能にはとても優れているが、圧力に対しては(Gorilla Glassほどは)強くない。

ちなみに、Corningによる実験では、Sapphire Glassは73kg、Gorilla Glassは105kgの圧力にまで耐えられるという結果が出ています。普通のガラスですと19kgまたは26kgという結果になっているので、73kgでも十分タフなんじゃ?

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