ブラックボックスとなっている「Apple Watch」の心臓部、「Apple S1」のカバーを削り取った中身の基板の写真と、使用されている各チップ類の情報がABI Researchのレポートで公開されました。
CPUはApple製のAPL 0778というカスタムCPUが、RAMはElpida製の512MB、内蔵ストレージはSandiskかToshiba製の8GBが使用されています。
- CPU:Apple製 APL 0778
- RAM:Elpida製 LPDDR3 512MB
- Flashストレージ:Sandisk or Toshiba製 MLC NAND Flash 8GB
- Broadcon製 Wi-fi / Bluetooth / NFCチップ
- STM製ジャイロセンサー
- ADI製タッチコントローラー
- NXP製 NFCコントローラー
- IDT製 ワイヤレスチャージャー
またこの他に、IHS Technologyによる分解調査で算出された「Apple Watch Sport(38mm)」のパーツ・製造コスト表が、 Business Wireで公開されています。
それによると、パーツにかかるコストは合計で81.20ドル。
組み立てにかかるコストが2.50ドルで、総コストとしては83.70ドルと試算。
販売価格が349ドルなので、製造にかかるコストは販売価格のわずか24%(約1/4)ということになります。初モノのデバイスとしては珍しく、かなり利益率が高い製品のようですね。これなら開発費などをプラスしても十分儲かるでしょう。
さらに、Apple Online Storeで直販ならマージン要らずで総取り。
間違いなくAppleのドル箱となりそうです。
- Source ABI Research
- Source Business Wire
- Via Appleinsider
- Via VentureBeat