MMD研究所が、定額制動画配信サービスの利用実態についてのアンケート調査結果を公開しています。
まず、これまで利用したことがある定額制動画配信サービスについては、「Hulu」が最も多く、次いで「dTV」「Amazonプライムビデオ」と続きます。この3サービスが、いわゆる“3強”となります。一方、黒船襲来と騒がれた「Netflix」については、「U-NEXT」や「ビデオパス」と同じく全体の1割弱しか利用したことがないという意外な結果が出ています。
上位3サービスのユーザー層を見ると、「Hulu」は学生から社会人までまんべんなく利用されているのに対して、「dTV」は圧倒的に主婦層の利用が多く、「Amazonプライムビデオ」は学生の利用者が多いことが分かります。
これは、配信コンテンツや月額料金、学割サービスなどが影響しているようです。
「Hulu」は配信コンテンツのバランスが良いけど、月額料金が学生にはちょっと負担が大きい。「dTV」は主婦が好むコンテンツが豊富だけど、社会人にはちょっと物足りない。「Amazonプライムビデオ」は、学生ならAmazonスチューデントで1月159円で利用出来るのが大きい。ただ、配信コンテンツは主婦層に全く人気が無い模様。
最後に、定額制動画配信サービスを視聴するデバイスについての調査結果ですが、ユーザー層を問わず、圧倒的にスマートフォンからの利用が多く、次いでテレビからという結果になっています。
一方で、タブレット端末からの利用はテレビ以下で、パソコンからの利用と同じくらい。かなり少数派となります。このことから、画面の大きさよりもお手軽さを重視するユーザーが多いことが分かります。
まとめると
- Hulu、dTV、Amazonプライムビデオが3強
- Netflixは全然人気ない
- Huluは全年齢から支持、dTVは主婦層から支持、Amazonプライムビデオは学生から支持
- 視聴スタイルは、スマホかTVから
- タブレットやPCから見る人は少数派
- 案外、Chrome CastとかApple TVから見てる人が多い?
- Source 定額制サービスの利用実態調査