日経新聞が伝えるところによると、中国のネット通販最大手のアリババが、日本国内向けの電子決済サービスに2018年春頃より参入するということです。
日本で開始される電子決済サービスは、アリババの電子決済サービス「アリペイ（Alipay / 支付宝）」と同じ仕組みですが、日本向けには「Alipay」ではなく別ブランドとして開始されるようです。
Alipayとは？
「Alipay」は、チャージ式の電子決済サービスで、店側が発行するQRコードをスマホアプリで読み込んで決済する仕組み。店側の導入コストが極端に少ない事から、普及する可能性はかなり高そうです。
仕組みとしては、「楽天ペイ」のQRコード決済と似ていますね。
Alipayの参入でとう変わる？
日本国内では、QRコードによる電子決済サービスは、「Apple Pay」などの非接触式の電子決済や「LINE Pay」のようなデビットカードタイプと比べるとまだまだマイナーで、仕組み自体を知らない人もかなり多く居ます。「Alipay」のサービス開始で、どれだけ普及して一般的な電子決済方法となるか？ちょっと見ものかもしれません。
そして気になるのは、やっぱりポイント付与率。
日本でのサービス開始直後から1年間くらいは、ちょっと期待できるんじゃないでしょうか。また、他社の電子決済サービスのポイント付与率、特に「LINE Pay」の2%ポイント付与率が下がることはしばらくなさそうで、そういう意味でもアリババの参入は嬉しいニュースとなります。
なお、QRコードによる決済方法は、別に「Alipay」だけのものではないので、例えば今後、「Alipay」が普及して一般的な決済方法となった場合は、「LINE Pay」なども簡単に追随することは可能です。
- Source 日本経済新聞
