サイバー犯罪で得たBitcoinを現金化する手口として、iTunesカードが利用されているという話があります。
Bitcoinは匿名性の高い仮想通貨として登場し、今や誰もが知る存在となりました。一般向けには投機対象として認知されているBitcoinですが、Torでしかアクセスできないアングラサイト、いわゆる「ダークウェブ」では、ハッキングツールやDDoS攻撃用スクリプト、流出したデータなどの取引用通貨として利用されていますし、PCやスマホをロックして身代金を要求するランサムウェアでは、身代金をBitcoinで支払うように要求されます。
そして、そういったサイバー犯罪で得たBitcoinを現金化するために、iTunesカードとiTunes Storeが利用されているという話です。
その手口は、面白いことに作曲から始まるといいます。
Bitcoin現金化の流れ
- 音楽を作曲する
- 楽曲販売代行サービスCD Babyを使ってiTunesで音楽配信
- ダークウェブで大量のiTunesカードをBitcoinで買う
- iTunesカードを使ってiTunesで音楽を買う
- Appleから売上が現金で支払われる
- ビットコインが現金になる
ビットコイン→iTunesカード→現金 という流れを経て現金化されるというわけです。
まず作曲から入るという手口には、ちょっと天才的なものを感じてしまいますが、ただ、この手口だと、現金化するまでにかなりの手間と時間がかかるのがデメリット。それに、iTunes Storeに登録している時点で、匿名性はあまり無いような気がします。
同じ音楽だけを大量に購入しているアカウントがあれば、まず怪しいですし、見る人が見ればバレバレじゃないかと思いますが、大量買いはランキング操作のためにレコード会社もやってることなので、案外目立たないのかもしれません。
- Source DAILY BEAST
- Source 無能ブログ