ハッカーがBitcoinを現金化する手口、まず作曲してからiTunes Storeで売って自分で買う

当サイトの記事には広告が含まれます。

Bitcoin genkinka itunes

サイバー犯罪で得たBitcoinを現金化する手口として、iTunesカードが利用されているという話があります。

Bitcoinは匿名性の高い仮想通貨として登場し、今や誰もが知る存在となりました。一般向けには投機対象として認知されているBitcoinですが、Torでしかアクセスできないアングラサイト、いわゆる「ダークウェブ」では、ハッキングツールやDDoS攻撃用スクリプト、流出したデータなどの取引用通貨として利用されていますし、PCやスマホをロックして身代金を要求するランサムウェアでは、身代金をBitcoinで支払うように要求されます。

そして、そういったサイバー犯罪で得たBitcoinを現金化するために、iTunesカードとiTunes Storeが利用されているという話です。

その手口は、面白いことに作曲から始まるといいます。

Bitcoin現金化の流れ

  1. 音楽を作曲する
  2. 楽曲販売代行サービスCD Babyを使ってiTunesで音楽配信
  3. ダークウェブで大量のiTunesカードをBitcoinで買う
  4. iTunesカードを使ってiTunesで音楽を買う
  5. Appleから売上が現金で支払われる
  6. ビットコインが現金になる

ビットコイン→iTunesカード→現金 という流れを経て現金化されるというわけです。

まず作曲から入るという手口には、ちょっと天才的なものを感じてしまいますが、ただ、この手口だと、現金化するまでにかなりの手間と時間がかかるのがデメリット。それに、iTunes Storeに登録している時点で、匿名性はあまり無いような気がします。

同じ音楽だけを大量に購入しているアカウントがあれば、まず怪しいですし、見る人が見ればバレバレじゃないかと思いますが、大量買いはランキング操作のためにレコード会社もやってることなので、案外目立たないのかもしれません。

関連するエントリー

PR

 学生はPrime Studentで6ヶ月無料

Prime Studentは、会員特典対象の映画やテレビが見放題、100万曲以上の対象音楽が聴き放題、お得な配送特典などたくさんの会員特典をお楽しみいただける学生限定のプログラムです。