アメリカの電気自動車メーカーTeslaが、11月に発売したモバイルバッテリー「Powerbank」。
電気自動車メーカーのモバイルバッテリーということで注目され、発売直後にすぐ売り切れとなり、2018年2月まで品切れ状態になるという人気のモバイルバッテリーですが、中身はどうなっているのでしょうか?
やっぱり高品質なのかな?
製品ページによると、3350mAhの18650バッテリーセルを内蔵しているとありますが、詳しい情報は記載されていません。実際に分解したYouTube動画があるので、それでチェックしていきましょう。
Tesla Powerbankのスペック
- バッテリー:3350mAhの18650セル x 1
- 入力:1800±200mA
- 出力:5V/1.5A
- 価格:45ドル
中身はこんな感じ。
バッテリーセルは、Panasonic製のNCR18650Bリチウムイオン電池のようです。
- NCR18650 2900mAh
- NCR18650A 3100mAh
- NCR18650B 3400mAh
さすがTesla、ちゃんとPanasonic製セルを使っていたんですね。
Panasonic製セルといえば、ダンボーのモバイルバッテリーで有名なcheeroも、以前はPanasonic製の18650バッテリーを搭載していましたが、世界的な需要の高まりから調達が困難になったということで、LG製の18650バッテリーを搭載したモデルと併売することになりました。
その原因は・・・Teslaの電気自動車が影響しているかもしれません。
Teslaの電気自動車に搭載されているバッテリーパックには、実は、このPanasonic製18650バッテリーがが数千本取り付けられていて、高出力と高寿命を実現しているとされています。つまり、Teslaの電気自動車が売れれば売れるほど、18650バッテリーの需要が高まり、モバイルバッテリーに回す分が減るというわけです。
そんなTeslaでも、モバイルバッテリーに回す分の18650バッテリーは確保するのが困難なようで、2018年2月までこちらのモバイルバッテリーは品切状態となっています。