電気自動車 EVが普及すると、飲み物が売れなくなるという?ニュース。
ワシントン・ポストが報じたものですが、EVが普及するとコンビニで販売されているドリンク類の販売が打撃を受けるという推論です。EVでなんでコンビニ?ちょっと意味が分かりにくいニュースですが、ここで言うコンビニとは、日本で想像する一般的なコンビニとは違って、ガソリンスタンドに併設されているコンビニのこと。
日本でも休憩スペースがあるガソリンスタンドがありますが、あれのもっとデカイ版ですね。(アメドラや洋画でよく出てくる)
ガソリン車よりもエネルギー効率が良く、充電スタンドで充電するEVは、ガソリンスタンドに立ち寄る機会が無いので、その影響をもろに受けるのがガソリンスタンド併設のコンビニだそうで。
コンビニの利益の内訳は、ガソリンスタンドの利益が40%、残り60%はコンビニの物販で賄われているということです。
ガソリンを入れている間に、併設されたコンビニでドリンク類を衝動的に購入する人によって儲かるシステム。EVが普及するとそのシステムが崩れるというわけです。
特に影響を受けるとされているのが、「モンスターエナジードリンク」で有名なあのモンスタービバレッジ社のドリンク類。
同社のドリンク売上高の63%が、アメリカのガソリンスタンドに併設されているコンビニによってもたらされたもの。コンビニに依存している販売体系はこの影響を受けやすいといいます。
EVの充電は、自宅の充電スタンド、または出先の駐車場に併設された充電スタンドで駐車している間に充電するというスタイル。充電の時間はガソリン満タンよりはるかに時間がかかるので、仮にガソリンスタンドに充電スタンドを設置したとしても、回転率が悪くてあまり儲からないでしょう。
まあ、いろいろと見えない部分にも利権があるんですね。
- Source The Washington Post