Googleマップの変化はGoogle自前の地図データの影響、Yahooマップはゼンリンのまま

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昨日頃より、Googleマップの表示が変わった件。
今回の変化は、日本地図のデータがゼンリンからGoogle自前の地図データに変更されたことによるものでした。3月22日(金)現在、詳細は明らかにされていませんが、Googleマップのクレジット表記からはZENRINの文字が消えていることからも確かなようです。

ゼンリンの株価が変動するなどの影響も出ていますが、ユーザーにとって一番大きな影響は、地図の変化のようです。

どう変化したのか?

極端な例として報告されているのが、鹿児島県吉野町の国道10号線沿いのエリア。

地図上では幾つかの湖が出現していますが、実際には存在していません。

この地図のエラー表示から、どうやらGoogle自前の地図データは、航空写真を自動的に地図データに変換しているということが伺えます。

航空写真で見てみると、確かに山の影が湖ないしは海に繋がっているようにも見えます。

機械判定のみだと、この辺がまだまだ未熟なようです。

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ただ、Googleの自前の地図データになることでユーザーに恩恵もあります。

一番の恩恵は、オフラインマップの対応でしょう。

Googleマップチームは“数ヶ月以内にオフラインマップを実装する”と予告しています。今後、電波の届かない場所でもGoogleマップやナビが使えるようになるわけですね。これまではゼンリンとの契約上オフラインマップは対応できなかったわけで、今回の変化がもたらした一番の恩恵だといえます。

ただ、今の状態だとオフラインマップに対応したとしても、山の中で使うにはかなり不安な面もありますが(航空写真で映らない森の中の道が地図上では消滅していたりする)、自分が良く知っているフィールドなら、フィードバックをばんばんぶっこんでいけば修正が入るはずです。

一方で、「Yahooマップ」はゼンリンの地図データのままなので、地図が修正されるまではそちらを使う手もあります。

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