この秋に正式リリースされる「iOS 13」では、iPad向けに色々と変更が加えられています。
デベロッパーベータ1がリリースされたので、iPadにインストールしてみました。
「iPad OS」になったことで「iOS 12」よりもパフォーマンスが向上し、アプリの起動やFace IDのロック解除も速くなっているといいます。
今回インストールしたのはiPad 5ですが、動作感はiOS12とほぼ変わらず。
ベータ1なのでちょっとタップの調節が甘い感じがあったり、動作が不安定で再起動してしまうことがありますが、概ね良好です。
「iPadOS」の新機能としては、ホーム画面の固定ウィジェット、ダークモード、Splitviewのスライドオーバー、ファイルプレビューができるようになったFiles、ファイルのダウンロードができるようになったSafariなどがあります。
まずは、ダークモード。
これのために「iOS 13」「iPadOS 13」にしてもいいくらい。
ダークモードは、設定の画面表示と明るさから設定できます。
ダークモードにして壁紙も「iOS 13」で追加されたものに変更。
すると、いい感じになりました。
ホーム画面のアプリアイコンが少し小さくなっています。
これは固定ウィジェット用の変更のようです。
固定ウィジェットは、ホーム画面の一番左にした状態で左にスワイプすると出せます。縦モードの場合はポップアップ表示になりますが、横モードの場合はホーム画面の左端にウィジェットが表示されます。
固定ウィジェットといってもホーム画面を移動すると消えるので、これまでのウィジェットとあまり変わらないような。
ダークモードはNightShiftと同じく、夜間だけ有効にすることができます。
タイムスケジュールを設定すれば、好みの時間帯でダークモードを有効にすることもできますが、ダークモードは目に優しくて結構使いやすいので、常に有効にしておいてもいいかもしれません。
あと、ちょっと新鮮味があるというのもあるかも。
小さな変更点では、ボリューム調節アイコンが変更。
これまでは画面の真ん中に表示されていましたが、「iPadOS 13」では画面の真上に小さく表示されるようになっています。
Safariでファイルをダウンロード。
これはデスクトップ版のSafariと同じ感覚で使えます。
今まで頑なに実装されてこなかったファイルのダウンロード機能。
便利になって嬉しい反面、セキュリティ上の懸念もあります。
App Storeの表示も変わっています。
これはちょっと使いにくいかも。
Apple Musicはこんな感じ。
変わったような変わっていないような。
そして気になるFies。
デフォの表示だと以前と変わりません。
でも、できることは多くなりました。
Safariがダウンロードを解禁した影響で、こちらもファイルやフォルダの圧縮・解凍ができるようになっています。
ファイル表示方法の変更は、上にスワイプしてメニューを表示。
右端のアイコンをタップして変更します。
詳細表示の他に階層表示にも対応しました。
階層表示にするとこんな感じ。
フォルダを掘っていって中にあるファイルをクイックビューしたり、ファイル操作が行えます。
iPad Proじゃなくてもここまでできるようになれば、使い勝手はかなり向上しそうですね。
古いiPadですが、なんだか買い換えた時のような新鮮味もあったりして、それだけでも「iOS 13」にアップデートする価値はあります。
「iOS 13」のパブリックベータ版は7月中にリリース予定。
正式版は秋にリリース予定となっています。