本日7月3日(水)より、開発者向けに「iOS 13」や「iPad OS 13」のデベロッパベータ3が提供開始されました。
ベータ2と比べて大きな変更点は無く、安定性の向上やバグ修正が主な変更点となっています。
隠された新機能としては、コード解析によりセットアップに関するアイコンが発見され、ちょっとした話題となっています。
上のアイコンがそれです。
2台のiPhoneをケーブルで繋いでデータを転送しているように見えます。
片方のiPhoneはFace IDを搭載した最新バージョン、もう片方はTouch ID搭載の古いバージョンでしょうか?
どうやら古いiPhoneから新しいiPhoneにデータを移行させることができる機能が、iOS 13では実装されるようです。
iPhoneからiPhoneへのデータ移行機能は、iOS 13ベータ2から確認されていますが、今回のアイコンではより具体的に、iPhone同士をケーブルで接続するだけでデータの移行が可能になるということが判明しました。
iOS 13ベータ2では、新しいiPhoneとしてセットアップする時のデータの復元先に、iCloudバックアップやiTunesバックアップの他に、古いiPhoneからの転送が選択できることが確認されています。現在のところは、実際にデータ移行機能は使えずメニューだけが存在している状態ですが、いずれ実装されるとみられます。
古いiPhoneから新しいiPhoneにデータを移行できる機能が実装されるとして、この機能が使えるのはいつになるのか?という謎があります。
現行モデルのiPhoneはLightningポートを搭載していますが、Lightning to Lightningケーブルは公式には存在しません。なので、このデータ移行機能にLightning to USB-Cケーブルを使うと仮定した場合、USB-Cポートを搭載したiPhoneが必要になります。
2019年モデルのiPhoneはこれまでと同じLightningポートを搭載しているとされ、USB-Cポートを搭載したiPhoneが登場するのは2020年の秋といわれています。
セットアップ時のデータ移行のためだけに、Lightning to Lightninケーブルが発売されることはまず無いでしょうし、Lightningケーブルを2本使って中継させるデバイスの発売?なんてもはや本末転倒ですし、やっぱり2020年までこの機能は実装されないかも?
- Source Filipe Espósito