特別定額給付金の10万円はどのように受け取れるのか。
総務省が公開した特別定額給付金(仮称)の概要ページを参考に、簡単にまとめました。
特別定額給付金について
- 市区町村によって実施され、給付額は1人につき10万円。
- 給付対象者は、4月27日の時点で住民基本台帳に記録されている人。
- 世帯主に受給される仕組み。
住民票に登録されている人なら、赤ちゃんからお年寄りまで10万円がもらえる。受給は世帯主に一括で行われるので、扶養家族の分はすべて世帯主の管理下に置かれます。お金のやり取りについては各家族で要相談ですね。
と、ここまではOK。
では、給付方法はどうなるのか?
10万円をもらうには申請が必要
10万円を受け取るにはまず、給付金の申請を行います。
これをしないともらえません。
逆に、「オイラは10万円いらねーぜ、武士は食わねど高楊枝じゃい!」という場合は、申請しなければ辞退できます。
でも、辞退したところで予算は組まれてしまっているので、給付されたものを全額寄付という形の方が世の中の為にはいいかも。
申請は郵送またはオンラインで
申請には「郵送申請方式」と「オンライン申請方式」の2通りがあります。
- 郵送申請方式:市区町村から受給権者宛てに郵送された申請書に振込先口座を記入し、振込先口座の確認書類と本人確認書類の写しとともに市区町村に郵送する。
- オンライン申請方式:マイナンバーカードが必要。マイナポータルから振込先口座を入力、振込先口座の確認書類をアップロード、電子署名により本人確認する。
書類による確定申告とe-taxみたいな感じですね。
郵送申請だと、まず申請書が送られてくるのを待つ必要があります。そこから更に確認書類のコピーを取って郵送してという流れ。手間はかかるもののオードソックスで簡単です。ただ、市区町村に届いてから処理されるまでのタイムラグが凄そうっていうのがあるので、できれば避けたいところ。
オンライン申請の方はマイナンバーカードが必須となりますが、オンラインですべての手続きができるので手間も時間もかからず、処理も早そうな感じですね。
マイナンバーカードを持っていても電子署名のパスワードだとか色々忘れている人は「ややこしいので、郵送にするか〜」みたいな展開はありそうですけど、少し前にe-taxをした人ならサクっと手続きは終わるでしょう。
マイナポータルへのログインは、e-taxと同じく、ICカードリーダーでマイナンバーカードを読み込んでログインする方法と、NFC搭載のスマホを使った方法があります。
JPKIの公開している対応スマホ表をチェックすると、NFC搭載のスマホとしては「iPhone 7」以降のモデルが対応していますね。
マイナポータルが使えるOS
- Windows 10
- Windows 8.1
- macOS Catalina
- macOS Mojave
- macOS High Sierra
- iOS 13.1以降
- Android 6.0〜10.0
PCのブラウザからログインする場合は「マイナポータルAP」という拡張機能を、スマホから使う場合は「マイナポータルAP」という専用アプリをインストールすることで使えるようになります。
まさか、こんな形でマイナンバーカードとマイナポータルが役に立つ日が来るとは。
- 参考マイナポータル
- Source 総務省|特別定額給付金