運転免許証の更新がオンライン化に、交通安全協会の勧誘を断るストレスからも開放か

当サイトの記事には広告が含まれます。

Online kousin

今後、運転免許証の更新をネットからできるようになるというニュースが出ています。

河野デジタル大臣が明らかにした内容によると、警察署や交通センターに行かずに、自分の都合の良い時間に自宅からオンライン講習を受けることができるようにするというもので、マイナンバーカードを保有していれば24時間いつでも利用できるといいます。

この改革は、利権まみれの運転免許界隈に変化をもたらすことになるのか、それとも新たな利権を生むだけなのか?利用者側からすると、例え結果が後者になるとしても、利便性は格段に向上する免許更新のオンライン化には大歓迎でしょう。

運転免許のオンライン更新案

  • パソコンからオンラインで講習を受けることができる
  • 24時間受付なのでいつでも受けられる
  • マイナンバーカード保有者限定のサービス

現在の免許更新の流れは、更新のはがきが届くと、それを持って警察署か交通センターに出向きます。警察署の場合は、視力検査や写真撮影を含めた更新手続きを行うのに、約1時間以上かかります。さらに後日、講習を受けるのに2時間ほどかかるので、トータルでかなりの手間と時間を要します。

オンライン更新になれば、手続きと講習がオンラインで済ませられるということなので、時間と労力をかなり削減できます。ゴールド免許であれば講習の時間は1時間程度なので、ほぼビデオを見るだけとなります。それならオンライン講習でも十分でしょう。

ただし課題も多く、視力検査はどうするのか?古い免許証の提出と新しい免許証の受け取りは?という問題点があります。

顔写真はeKYCのようにスマホで撮影するシステムがあればそれで十分ですが、視力検査は流石にスマホで済ませるわけにはいかないので、警察署や免許センター、もしくは眼科?に出向く必要があります。古い免許の提出と新しい免許の受け取りについても、直接、警察署か免許センターに行く必要があるので、手続きの手間としてはさほど変わらない気がしますね。

オンライン更新のメリット

  • 手続きの時間がちょっと短縮できる
  • 受付で勧められる交通安全協会への寄付を断る心理的ストレスが無い

最大のメリットとしては、受付のときの交通安全協会への加入を断るやりとりが無いことでしょうか。このメリットだけで利用者は急増すると思いますが、さらに突き詰めて、オンライン更新はゴールド免許限定の更新サービスということにすれば、みんな安全運転になるかも?

免許更新のオンライン化は、特にペーパードライバーにとっては歓迎すべき改革となりそうです。

ただし、例によって、サービス開始当初は確実に何かのトラブルが発生することが予想されるので、しばらく様子見してから利用するようにした方がいいでしょう。

関連するエントリー

PR

楽天モバイル