例年、9月中旬〜末頃に発売されている新型iPhoneですが、今年の「iPhone 12」は1ヶ月ほど遅れる可能性が高いとみられています。
さらに、一部のモデルは12月頃まで発売延期になる可能性も出てきました。
このニュースは複数ソースで伝えられており、まずJon prosserのTwitterからの情報によると、「iPhone 12」と新型の「iPad 第8世代」は10月に登場するといいます。延期の理由については言及されていませんが、新型コロナの影響による渡航制限などにより「iPhone 12」の生産が遅れることはかなり以前から囁かれていました。
1ヶ月の発売延期は多くの人が納得することだと思いますが、気になるのが、一部のモデルが12月頃まで発売延期になるという話です。
こちらについては、ロイターがQualcommの収益を伝える記事で言及されています。
AppleとQualcommは法廷闘争を経て再びパートナーシップを結んで、iPhone向けにチップを供給するようになりました。今年発売される「iPhone 12」シリーズには、Qualcomm製の5Gモデムが搭載されることになっています。
そのQualcommの幹部によるコメントとして「某メーカーのフラッグシップスマートフォンの発売に遅れが生じている。一部のモデルは9月発売予定から12月発売になる。」といった内容が伝えられています。
某メーカーというのはAppleのことで、フラッグシップスマートフォンというのは「iPhone 12」のことでしょう。
一部のモデルは12月発売になる・・・ということは、「iPhone 12」シリーズは10月と12月に分けて発売されるということになります。
「iPhone 12」シリーズは4モデルあり、全てが5Gに対応するとされています。
ただ、今年1月の情報では、アメリカ、イギリス、カナダ、日本、韓国といった5Gサービスが本格的に提供開始される国(または、すでに提供されている国)向けには、mmWave(ミリ波)とsub-6GHzの両方の周波数に対応する5Gモデムが搭載された「iPhone 12」が発売され、5Gのサービスが提供されていない国(または、あまり普及していない国)向けには、5Gモデムを搭載しない「iPhone 12」が発売されるという噂がありました。
発売が12月に遅れる一部モデルというのが、このどちらかに当てはまるのか?とすれば、遅れるのは5Gモデム搭載の方になるのか。
それとも、5Gモデムは関係なくて、単に「iPhone 12」シリーズの4モデルの内、どれかが遅れて登場することになるのか?
- Source Jon Prosser Twitter
- Source Reuters