MacRumorsにて、iPhone 12 ProとiPhone 11 Proのカメラ撮影を比較した結果が公開されました。iPhone 11シリーズからの買い替えを検討している人にとって、かなり気になるポイントになります。
iPhone 11シリーズから大きく変わった部分は、広角レンズが7枚に増えて取り込む光の量が27%アップしたこと。超広角カメラとフロントのTrueDepthカメラでも、ナイトモードが使えるようになったこと。タイムラプスビデオでナイトモードが使えるようになり、夜景のタイムラプスビデオが撮影ができるようになったことなどが挙げられます。
また、ビデオ撮影モードでは、Dolby Vision HDRビデオが撮影できるようになっています。
iPhone 11の超広角カメラは、ナイトモードに非対応。
iPhone 12では、超広角でもナイトモードが使えるので、より広い範囲の暗所撮影が行えます。
フロントのTrueDepthカメラを使った自撮りモードでも、ナイトモードが使えるようになりました。薄暗い室内で自撮りをしても、そんなに辛気臭い映像にならずショボめの照明を当てた時のような撮影が行えます。
ただし、これは写真撮影モードのみ可。
ビデオ撮影モードでの画質は、そんなに変わりません。
自撮りモードの画質については・・・やっぱりiPhone。
盛りが少なめです。
Xiaomiなどの中華スマホまでとは言いませんが、もうちょっと美肌フィルターを当ててくれても良さそうなもんですが。
そのあたりは、文化の違いや思想の違いなんでしょうか。
広角カメラ(デフォのレンズ)を使った写真撮影モード。
昼間だと違いは全く分かりません。
iPhone 12の広角カメラは、iPhone 11の広角カメラより取り込む光の量が27%アップしているので、暗い場所での撮影では違いが分かりますが、明るい場所での画質は全く同じとなります。
ビデオ撮影モードの比較。
iPhone 12の方が明るめですが、ゴーストが発生しています。
オートホワイトバランスもちょっと気になる感じ。11の時のように、いきなりぐわっとホワイトバランスが変わらなければいいけど。
内蔵マイクを使った音質も比較されていますが、YouTubeで圧縮されているからか、11と12とでそんなに差は感じませんでした。
iPhone 12 Proに搭載されているLiDARスキャナーのメリットとして、撮影時のオートフォーカスが素早くなっています。画質の変化を感じ取ることは出来ませんが、使い勝手に関しては向上しているということ。
iPhone 11シリーズから買い換える場合、基本的なカメラ性能は大きく変わらないので、明るい場所で撮影するだけなら殆ど変わりませんが、暗い場所での自撮りや超広角はなかなか良くなっているということです。
というわけで、言うほどの進化は見られなかったカメラ性能。
ハイエンドモデルのiPhone 12 Pro Maxの広角カメラのみに搭載されている、47%大きいカメラセンサーとセンサーシフト手ブレ補正機能がミッドレンジモデルにも搭載されるようになれば、某アクションカメラのパイをさらに奪うことになりそうですが、それはまだ先の話。