iPhone 12シリーズで初めて採用されたMagSafeワイヤレス充電。
磁石で着脱ができるApple独自のワイヤレス充電規格で、一般的なQi規格のワイヤレス充電よりも急速充電ができる反面、取り扱いには少し注意が必要なようです。
Appleサポートの「MagSafe充電器の使い方」として公開されているページでは、以下の注意点が挙げられています。
MagSafe充電器を使う時の注意点
- iPhoneとMagSafe充電器の間にクレジットカード類を挟まないこと(カードが使えなくなる可能性がある)
- 20W以上の充電アダプターを使うこと
- 充電時はそれなりに熱を持つ(iPhoneとMagSafeのどちらも)
- iPhoneが熱を持った場合、80%で充電MAXに制限
- MagSafeが熱を持った場合、充電スピードが制限
- Lightningケーブルを接続している状態だとLightningケーブルによる給電が優先される
- レザーケースに入れたままMagSafe充電していると、MagSafe充電器との接点が痕になる
特に注意したいのが、クレジットカード類をiPhoneと充電器の間に挟まないでということ。これをやってしまうとカードの磁気情報が使えなくなる恐れがあります。
背面にカードスロットがあるケースなどでは注意したいですね・・・って、Apple純正アクセサリで「MagSafe対応iPhoneレザーウォレット」っていうやつ、これが条件にモロに当てはまるんですけど!?
これ
大丈夫なのか?
iPhone 12シリーズの背面に磁石で貼り付けて使えるカードウォレット。
商品説明をチェックしてみると、強力なマグネットを内蔵しているので落ちる心配はないということ、クレジットカードや身分証明書に使ってくれということ、クレジットカードのためにシールド機能もあるということですが、どうなんでしょう。
このシールド機能っていうのがちょっと勘違いしそうなんですけど、カードウォレットによくあるスキミング防止のためのシールドだと思われます。なので、MagSafe充電器の前には無力。
このカードウォレットを使っている人はMagSafe充電器は使わないほうが良いでしょう。
うっかりMagSafeを使ってしまうとアウト!
自分で気をつけていても、どこかの外道にMagSafeを貼り付けられたらそれだけでアウトですから、そんな危険を犯してまでカードウォレットをiPhoneに貼り付けておく意味もないでしょう。
あとは、MagSafe充電器の接点が痕になるという点もちょっと気になるポイント。
レザーケースのみで発生するという現象で、磁石が砂鉄を引き寄せるとか帯電してホコリを引き寄せて汚れるとかいうものではなく、革に電気が流れてその部分だけ変質してしまうみたいですね。これはもう仕様上仕方のないことでしょうし、潔くリング状の痕を受け入れるのがいいでしょう。(AppleはMagSafe充電の度にレザーケースを取り外せと言っているけど、そこまでするならLightningケーブル使うだろっていう)
もしくは、MagSafeとの接点部分を別の素材にしているケースにするとか。
例えば、このApple純正のクリアケースみたいに。
これはこれでアレなんですけどね。
ちなみに、このレザーケースにMagSafeの跡が付くことががある件は、Apple自体が認めてはいるものの、MagSafe充電器の取り扱いに関するページの一番下の部分に、薄い色の小さな文字で記載されていて、あんまり知られたくない事実なのかな?と勘ぐってしまいました。
(これをやると逆に目立つ)
- Source Apple サポート