ソニーのアクションカムが生産終了したことが正式発表されました。
これって撤退ということでいいのかな?
フラッフシップモデルの「FDR-X3000」とオールマイティモデルの「HDR-AS300」については、部品供給の見通しが立たないため、2021年1月28日をもって生産完了になりました。今後は流通在庫のみの販売となりますが、ネットショップでは2020年の12月頃から在庫切れの状態がずーっと続いているので、もうどこにも売ってません。
今から探すなら、リアル店舗をチェックした方がまだワンチャンあるでしょうね。
ちなみに、ベーシックモデルの「HDR-AS50」は今後も販売継続するということですが、空間光学手ブレ補正や本体防滴などの機能は付いていないので、2021年に購入するアクションカムとしてはかなり微妙です。
今回、生産終了になった「FDR-X3000」と「HDR-AS300」が登場したのは2016年のことなので、今から5年前のことになります。
GoPro人気を受けて、アクションカメラ市場を開拓しようと日本国内メーカー各社からも様々な製品が雨後の筍の様に登場していた時期。
あの頃は、Panasonicまでが変なアクションカメラ(カメラと本体が別体式のクソなやつ)を出していましたが、評価が良かったのはソニーのアクションカムだけでした。
そんな高評価だったソニーのアクションカムも後継モデルは登場せず、アクションカメラ市場から撤退したい感を醸し出していた所を見ると、アクションカメラ市場は相当小さかったということでしょう。ここ5年でスマートフォンのカメラが高性能化して手ブレ補正も付いたので、ちょっと撮影するだけならスマートフォンで十分という世の中になったのでアクションカメラ市場が縮小したというのも影響しているかもね。
というわけで、今回の生産終了は実質的にアクションカメラ市場からの撤退と見て良いでしょう。
GoProもいつまであるか分からないご時世だし、ちょっと心配。
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