新型MacBook Proの映像出力はチップで異なる、でもHDMIポートは2.0らしい

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M1ProMaxMacBookPro HDMIport 03

14インチと16インチの新型MacBook Proで大幅に強化されたのが、グラフィック処理能力と拡張性です。

本体の左右には、USB 4 / Thunderbolt 4(最大40Gb/s)が3ポート、SDXCカードスロット、MagSafe 3ポート、HDMIポート、3.5mmヘッドホンジャックが搭載されています。また、キーボードも刷新されて邪魔な存在だったTouchBarが廃止されました。

本格的に生産性の高いマシンとして復活を遂げたMacBook Proですが、HDMIポートに関しては、若干残念だという指摘が一部であります。

その理由は、HDMIポートの規格がHDMI 2.1ではなくHDMI 2.0であること。

MacBook Proの使用詳細をチェックしてみると、HDMIデジタルビデオ出力は「1台のディスプレイ(最大4K解像度、60Hz)に対応」とあります。最大で4Kの60Hzということから、このポートはHDMI 2.0であると推測されているわけです。HDMIポートの表記はHDMIとだけ表記されているので、HDMI 2.0なのか2.1なのかは現時点(2021年10月19日)では確定していません。

M1ProMaxMacBookPro HDMIport 04

HDMI 2.1ポートが搭載されているApple TV 4Kの使用詳細には、しっかりHDMI 2.1と表記されているので、それを濁しているということは、やっぱりHDMI 2.0なのか?

HDMI 2.1の規格は最大で8Kの60Hzに対応していますが、Apple TV 4KのHDMI 2.1ポートは最大で4K出力となっています。これはApple TV 4Kのスペックも関係していると思いますが、HDMI 2.1ポートを搭載している=8K対応というわけでは無いんですね。

8Kで映像出力を行うには、それだけグラフィック処理能力も必要になります。新型MacBook Proにはそれだけのスペックはありますが、8Kに対応しているディスプレイはまだまだ高価で50万円前後しますし、それでマルチモニタ環境を構築するのはあまり現実的ではありません。

それに、そもそも新型MacBook Proの映像出力は、メインのThunderbolt 4ポートでも最大6Kまでとなっています。この時点で、HDMIポートだけが8Kに対応するわけがないし、仮にHDMI 2.1ポートだとしても最大6K出力に留まっていたでしょう。

新型MacBook Proの映像出力はスゴい!

なお、新型MacBook Proの映像出力は、搭載されているチップによって変わり、GPUコアが多いM1 Maxの方が、より多くのディスプレイに出力することができます。

M1ProMaxMacBookPro HDMIport 02

M1 Proの場合

  • 2台の外部ディスプレイで最大6K解像度

M1 Maxの場合

  • 3台の外部ディスプレイで最大6K解像度、1台の外部ディスプレイで最大4K解像度

M1 Maxなら、Thunderbolt 4ポートで最大6K出力を3台のディスプレイに行いつつ、HDMIポートで最大4K出力を1台のディスプレイに行えます。これに本体のディスプレイも加わるので、最大で5台のディスプレイが使えるという、常人にはまず扱えないレベルのマルチモニタ環境を構築することもできます。

そして驚くべきは、このマルチモニタ環境を薄型の14インチまたは16インチのラップトップPCで行えるということです。

M1ProMaxMacBookPro HDMIport 01

M1 Pro / M1 Maxチップのヤバさが分かりますね。

あとはバッテリーのブレイクスルーが起きれば、モバイル環境が一変するでしょう。

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