想像を超える素晴らしいスペックと仕様で登場した新型MacBook Proですが、唯一気になるポイントが画面のノッチ周りの表示がどうなるのか?というところです。
Appleイベントの模様や公開された画像では、通常モードではメニューバーの真ん中にノッチが存在していて、まるでiPhoneのステータスバーのようです。しかし、フルスクリーンモードになるとノッチが消えます。
これは、メニューバー部分を黒く表示することで、視覚的にノッチが見えないようにしているというちょっとした小細工のようでもあり、なんだか微妙・・・ですが、これはとりあえずの表示のようです。
Apple Developerのニュースリリースによると、Xcode 13.1でコンパイルしたユニバーサルアプリはM1、M1 Pro、M1 Maxを搭載するMacに自動的に対応しており、新しいMacBook Proのディスプレイ表示にも互換モードを使って自動的に最適化されるとあります。
この互換モードでは、フルスクリーンの時にノッチに合わせてメニューバーが非表示になるようです。この表示はアプリ単体の機能ではなく、macOS Montereyの機能として提供されるもので、アプリ単体でフルスクリーン時の表示を変更することもできるようです。
この部分の表示を変更するには、少し前にリークされていたNSScreenのSafeAreaを調節してやる必要があります。
なにも調節しない場合は互換モードで表示されるので、フルスクリーン時にメニューバー部分が黒塗りになります。
これは、ノッチの部分でメニューや表示が隠されてしまうのを防止するための機能。
アプリ開発者がセーフエリア(ノッチの部分)の調節を行えば、ノッチを迂回しつつ完全なフルスクリーンでの表示も可能になるようです。
NSScreenの auxiliaryTopLeftArea と auxiliaryTopRightAreaとvisibleFrameというプロパティを調節することで、セーフエリア(ノッチの部分)を回避したフルスクリーンの表示が行えるようになるということです。
というわけで、今後のアップデートでノッチ有りのフルスクリーン表示にも対応するアプリが登場することでしょう。
そもそも、フルスクリーンで表示するアプリはそんなに多くないので、動画再生アプリや主要な画像・動画編集アプリが対応するだけでも十分かもしれません。
- Source Apple Developer