Macの音声をQuickTimeとカレンダーでスケジュール録音する

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QuickTime record schedule 03

前回、仮想オーディオのBlackHoleとQuickTimeを使うことで、AppleシリコンMacでも音声の録音ができるようになりました。

次は、これを自動化させたいということで、指定時刻で録音の開始と終了を行えるようにしました。応用すればタイマー的な使い方もできるので、例えば「30分だけ録音したい」という事もできます。

Audio Hijackなどの有料アプリを使わずに無料でやる方法としては、一番簡単な方法となります。

使用するのは、Apple ScriptとmacOS標準のカレンダーアプリ。

セットアップの手順は、まず録音の開始と終了をApple Scriptで作ったアプリで実行できるようにして、カレンダーでイベントを作成。指定時刻が来たら、そのアプリを開くようにします。

Apple ScriptでQuickTimeの自動処理

スクリプトエディタ.appを起動。

以下のスクリプトをコピペして、再生アイコンで実行テストします。

録音開始

tell application "QuickTime Player"
activate
new audio recording
start document 1
end tell

録音終了

tell application "QuickTime Player"
stop document 1
close document 1
end tell

QuickTime record schedule 02

問題が無ければ、ファイル > 書き出す。

ファイルフォーマットを「アプリケーション」として書き出します。

アプリケーションの初回実行時は許可が必要なので、まず動作テストを行ってみましょう。

カレンダーで開始時刻を設定する

あとは、カレンダーにイベントを追加して、その時刻にスクリプトを開きます。

1つのイベントを作れば、時刻を変更していくだけで使い回せますし、時刻の変更はiPhoneからも行えます。かなりお手軽。

QuickTime record schedule 01

  1. カレンダーにイベントを追加
  2. 開始時刻を設定
  3. 通知をカスタム
  4. ファイルを開く > その他 で先程のスクリプトを選択
  5. イベントの開始時刻に設定

試しに、指定した時刻に録音スクリプトが正常に実行されるかチェック。

無事動作しました。「収録を終了中」というポップアップが出続けるのがちょっと気になるくらいで、録音はちゃんとできているみたいだし、まあいいか。

カレンダーを使った簡単な自動化としては、なかなか実用的です。

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