日銀の実質利上げでドル円が一気に円高へ、2023年はApple製品の値下げに期待できそう?

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本日、円安だったドル円相場が一気に円高へと進みました。

日銀が長期金利の上限をこれまでの0.25%から0.5%まで引き上げたことで、事実上の利上げと判断されたためで、それまで137円台で推移していたドル円相場が、わずか15分の間に135円台まで急落。その後もじわじわ下げ続け、一時は131円台まで落ちました。

1日で6円近く動いたことになります。

今後も円高傾向が続くなら、Apple製品の販売価格の値下げにも期待できるかも?

2022年の超円安は、物価高騰対策として大幅に利上げしたドルに対して、円は利上げしないという日米の金融政策の違いが大きな要因となっています。今回の長期金利の上限変更により、日本円も実質的に利上げすることになったので、これまで売られていた円が買い戻されて超円安傾向が少し和らいだ形です。

2022年のドル円の大まかな推移

  • 2021年1月8日:1ドル=103.92円
  • 2022年1月21日:1ドル=113.66円
  • 2022年3月8日:1ドル=115.72円
  • 2022年7月15日:1ドル=138.53円
  • 2022年9月7日:1ドル=144.12円
  • 2022年10月20日:1ドル=150.18円
  • 2022年12月2日:1ドル=134.31円

年初に103円だったドル円。
ピーク時の10月には1ドル=151円台まで上がり、天井を付けました。ほんとに無茶苦茶な1年。何故か電車も止まりまくってたような気がする。

2022年に2回値上げされたApple製品

そして、この急激な為替相場の変動により、Apple製品を含む海外製品が一気に値上げされたのが最も痛かったですね。2022年でApple製品は2回の価格改定が行われ、全てのApple製品が大幅に値上がりすることになりました。

どれだけ値上がりしたかを実感したのが、Amazonの注文履歴をチェックしていた時。

Applerate price jpy 2022 01

2021年9月に59,800円で購入したiPad mini 6。

2022年12月現在の価格は・・・78,800円!
1年で19,000円も値上がりしてるうううううう!!!

7月の価格改定で72,800円になったものが、10月末の2回目の値上げで78,800円になっていました。iPad mini 6はコンパクトで良いタブレットですが、1年前のモデルが19,000円値上がりしているというのは、消費者目線からするとさすがに高すぎますね。

FRBの会見で、米国の利上げは2023年も継続すると発表されているので、1年前のドル円相場に戻るのは利下げに転じる2024年以降となりそうですが、円安のピークは過ぎたとみられています。そうなると気になってくるのが、iPhoneやMacなどのApple製品がいつ値下げされるのかということ。

まずは、iPhone 14 Proの価格を参考に2022年12月20日現在のAppleレートを算出してみましょう。

Applerate price jpy 2022 02

iPhone 14 Pro(128GB)の価格

  • 米国:999ドル
  • 日本:149,800円

999ドルなので分かりやすい。
1ドル=約150円で価格設定されています。

iPhone 14シリーズが登場した9月頃は1ドル=144円あたりだったので、マージンをとって150ドルでAppleレートが設定されたのだと思いますが、結果的にドル円の天井でAppleレートが出来てしまっているので、ドル建ての価格と比べると割高感は否めません。

今後、Appleレートが1ドル=135円あたりで設定されれば、999ドルのiPhone 14 Pro(128GB)が134,800円あたりで購入できるようになります。さらに1ドル=130円なら、129,800円と現在より2万円安くなります・・・が、果たしてどうなるでしょうか。

値下げはいつ頃になる?

ハードウェアだけではなくソフトウェアもかなり高くなりました。例えば、Appleの動画編集ソフトのFinal Cut Proは、以前は36,800円だったものが今は48,800円になっています。ソフトウェアの値上げはハードウェアよりもキツいものがあります。使わなくなったものを中古で売却できないですし。

価格改定のタイミングは、2023年の春にiPhone SEや新型Macの登場に合わせて行われそうですが、いくら下がるかは、その時のドル円相場次第ということになります。

Apple製品は中古でも高値が付くので「いつ買っても損をすることは無い」「欲しい時が買い時」という認識がありましたが、大幅に値上げされた2022年の後半からはそうとは言えない状態です。

2023年の後半には、今よりは安くなっている事に期待したいですね。

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